中国切手　赤猿が高い理由

　近年少しずつ中国切手の価値は下落傾向にありますが、それでもやはり価値が高いものはございます。高額切の代表、「赤猿(T46)」。ご存知の方も多いと思われますが、赤猿は別名子ザルとも言われる、中国切手の中では、有名切手です。発行年数は1980年で発売当初から高値が付いていました。

中国にて最初の年賀切手　赤猿

　赤猿は実は、中国にて最初の年賀切手であり、猿がデザインされているのは、当時の干支であったからとの理由です。発行数も少なかったため、希少価値も高く、瞬く間にプレミアム価格で取引されるようになりました。赤猿が1シート80セット揃ったものは、なんと800万以上で取引されることもあるそうです。どうして赤猿が中国切手の中でも流通量が少なくプレミア なのかと言うと、当時その美しさに沢山の人が驚いたということからです。

金粉がまぶされた革新的なデザイン　赤猿切手

　金粉がまぶされた革新的なデザインで、毛並も一本一本がわかるほどに詳細に描かれております。ですのでその美しさ故に郵送中に剥がされ、盗まれてしまうという噂が出回り、あまり流通されなかったという背景があるようです。やはり美しい作品は切手に限らず、人を魅了するのでしょう。

　今までの切手は建物や人物などが多く、動物モチーフは珍しかったようで、そこも人気の理由です。それに加え、十二支の発祥地でもある中国。干支の国から始めての年賀切手が発売など、そのニュースは世界中を駆け巡り、在庫不足に陥ったようです。

億2500万円ほどの高値で売れた　赤猿切手

　赤猿には実は極上品というものが存在します。極上品の場合は、猿の顔が 金色をしているのだとか。 これはヤケが少ないことを意味し、保存状態が非常に良かったということになります。

　赤猿が有名になったきっかけは、赤猿の発行当時、中国の郵便局員が切手販売ノルマの達成の為にと大量購入させられました。それから30年程経ったとき、1億2500万円ほどの高値で売れたのだそうです。この出来事が中国全土で大ニュースとなり、今や赤猿は誰もが知る切手となりました。

　中国ではこちらの赤猿、金銭価値だけでなく縁起物としても人気があるそうです。所持するだけでなく、見るだけでもご利益があるという噂がございます。こういった理由から、たかが切手ですが、こんなにも価値があるものに化けました。わからないものですね。今回紹介した赤猿以外にも、中国切手はプレミアム価格にな るアイテムが複数ございます。もしお持ちで、価値がつくのかわからなければ、一度当店をご利用くださいませ。買取専門店でも、お店によっては、買取価格がだいぶ上下する場合がございます。当店【こちら買取本舗】無料査定も行っているので是非お気軽にご相談くださいませ！

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2018年01月12日