
誕生石とは? |
■ガーネット
日本では「ざくろ石」の名前で呼ばれる宝石で、一般的に知られているものは赤い色をしている「アルマンダイト・ガーネット」というものです。ガーネットにはこの他にもオレンジ色や黄色や緑色のものがあり、大きく分けて7つのタイプに分かれています。 ガーネットには古来より権力や勝利の象徴とされ、古来より神聖な石として崇められて来ました。ヨーロッパの古い伝承では戦場に赴く兵士が恋人に贈ったり、友情の証としてガーネットを交換したという話も残っており、宝石言葉の「友情・勝利」の名にもふさわしく、「信頼の愛の石」としてロマンティックな伝承が残されている石でもあります。 また1月という寒い季節の誕生石ガーネットは血液の流れをスムーズにして身体じゅうに酸素と活力を循環させるヒーリング効果があるといわれ、冬を乗り切る手助けをしてくれる誕生石です。
2月
■アメシスト
紫水晶とも呼ばれるアメシストは水晶の色変種の中でも最高位に評価されています。深い紫色が美しく、一様に見えるほど高品質とされています。高熱により褪色する可能性があるため、強烈な直射日光などには注意が必要です。 宝石言葉は「高貴・平静」などを意味します。古代ギリシャではお酒に酔わないためのお守りとされていました。これにはお酒を楽しむことで、お酒からだけでなく、人生の悪酔いから自身を守ってくれるという言い伝えが残っています。このお話からアメシストは人を見抜く目を与え、良い人との出会いや関係を取り持つ効果があるとされ、特に年齢の高い恋人同士や精神的なつながりの強いカップルに祝福を送る石と言われています。 また、どんな時も自分自身を見失うことなく、何事にも知性を持って高貴に美しく物事が対処できるように道を切り開いてくれる、そんな誕生石です。
3月
■アクアマリン
ラテン語で「海の水」を意味するアクアマリンは、その名の通り海の色をした宝石で、特に深いマリンブルーの色をしたアクアマリンは「サンタマリア」と呼ばれています。鉱物学的にはエメラルドと同じベリルの仲間になりますが、エメラルドに比べ比較的傷の付きにくい耐久性のある宝石です。 神話では「美しい海の精の宝物が、浜辺に打ち上げられて宝石となった」とされ、船乗りたちが「海難防止」と「豊漁」のお守りとして大切に持っていたそうです。 宝石言葉は「聡明・勇敢」などを意味します。海へ出る気持ち、海のような大らかで穏やかな気持ちを与えてくれる宝石です。目の不調の改善や、視力回復にも効果があるといわれています。
4月
■ダイヤモンド
ダイヤモンドの語源はギリシア語の「アダマス」という言葉から来ており、「征服できない・懐かない」という意味です。透明無色なものが主ですが、ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなどの色もあり、特に天然のピンクやブルーのダイヤモンドは高値で取引されています。 宝石言葉は「純潔・不屈」などを意味します。何事にも屈することない精神的にも肉体的にもパワーを高める宝石です。恋愛では恋のライバルに打ち勝つ、仕事面でなら潜在能力を開発し、成功を引き寄せてくれるとも言われています。
5月
■翡翠
翡翠には硬玉(ヒスイ輝石)と軟玉(ネフライト)があり、宝石としてみなされるのは硬玉のみです。翡翠はモース硬度が6.5~7と低めですが、内部で繊維状の小さな結晶が絡み合っているためじん性が非常に高く、宝石の中ではもっとも割れにくい性質を持っています。 翡翠は古来より東洋西洋を問わず、強力な護符や魔よけとして使われてきた宝石です。呪いや悪霊、憂鬱、不運が来るのを阻み、泥棒から家を守るとも言われています。 宝石言葉は「長寿・健康」などを意味すると同時に、友情や愛情を増幅する力があり、友人や愛する人に贈れば絆が深くなるとされています。
■エメラルド
エメラルドはベリルの一種で、内部に特有の傷が無数にあり、これが天然ものの標識にもなっています。硬度は高いのですが、衝撃に弱く取り扱いには注意が必要です。特に無処理やノンオイルと謳われていない場合はオイル処理が施されています。オイル処理を施すことによりエメラルド内部の傷が見えにくくなります。 宝石言葉には「精神の安定・希望」などがあり、ヒーリングストーンとしても有名です。クレオパトラがアイシャドウに使っていたことからも、目の病気、神経の病気を癒すために効果があるとされています。瞳を美しくすつ石とも言われており、異性を魅了する力を与えてくれる誕生石です。
6月
■真珠
真珠は貝の体内で生成される有機質の宝石です。貝の種類によって大きさや色が変わります。ホワイト、シルバー、ピンク、ゴールドなどの色があります。パールは涙の象徴とされているのでお葬式の際に身に付けるのに最適な宝石と言えます。硬度が3と低く、さらに水や汗、熱などにも弱いので取り扱いには注意が必要です。 宝石言葉は「健康・純潔」などを意味します。貝の中で自己防衛のためにできるものであることから、抵抗力や免疫力を高める効果があると言われています。また愛する人の波動が入っているとされ、恋愛運や好きな人の心を引き寄せる力を持っています。
■ムーンストーン
ムーンストーンは結晶が薄い膜のようになっているため、研磨することで光の回折、干渉作用により、青色や真珠のような白い光が表れます。一般的に最も高価なものはクリーンで無色、青いシラーの見られるブルームーンストーンです。 中国の伝説では、満月の夜にムーンストーンを身につけていると良い恋人に出会えるといわれ、恋人の石とも呼ばれています。ムーンストーンは恋愛における情熱的なパワーを与えてくれるだけでなく、感受性を豊かにし、自分の中に眠っている力を引き出してくれるパワーもあります。進むべき道に迷った時、迷いを取り去り正しい方向へ導いてくれるお守りとしての役割も持った誕生石です。
7月
■ルビー
ルビーはサファイアと同じコランダムと呼ばれる鉱物で、六方晶系に属した六角柱状、または板状などの結晶で産出される宝石です。宝石の中ではダイヤモンドの次に固い鉱物で、主成分は酸化アルミニウムです。コランダムには赤、黄、青など様々な色のものがありますが、赤色のものをルビー、それ以外のものは全てサファイアと呼ばれています。 宝石言葉には「活力・感受性」などがあります。ルビーの持つ赤は炎の色とされ、様々なエネルギーとなり、深い愛情や情熱に恵まれると言われています。恋の成就を願う人や、パートナーの心を取り戻したいと願う人の力になってくれます。健康面においては、心臓を強化して血液の循環をよくする働きがあるとされています。あらゆる災難から身を守り、平和や勝利、成功へと導いてくれる誕生石です。
8月
■サードオニキス
サードオニキスは潜晶質石英のカルセドニーの一種で、めのう(アゲート)の中で赤と他の色(主に白色)の縞模様を持つものを呼びます。 旧約聖書にも記述のあるほど由緒正しきパワーストーンで、特に男女の仲に対して大きな力を発揮してくれます。片思いならば、魅力を引き出し告白を成功へと導いてくれます。既に恋人がいる人にとっては仲を取りもち信頼関係をより強く、長続きさせてくれるでしょう。また、悪い異性から身を守ってくれるお守りとしての効果もあります。まさに「恋愛の守護者」と呼ぶにふさわしい誕生石です。
■ペリドット
ペリドットは和名では「カンラン(=オリーブ)石」と呼ばれ、オリーブのような深緑色をしていたのが語源です。イブニングエメラルドとも呼ばれています。ドイツのケルン大聖堂には200カラット以上あるペリドットが飾られています。 宝石言葉は「友愛・夫婦の幸福」などを意味します。夫婦の仲を円満にするだけでなく、怒りや不安をなくし心身の成長を促す所から子供の成長にもぴったりの宝石です。ネガティブになったときや不安を感じる時、明るく軽やかな気持ちに導いてくれる誕生石です。
9月
■ブルーサファイア
コランダムの一種でルビーも同じコランダムの仲間です。日本では「青玉」と呼ばれており、一般的に名前の通り青色を想像しますが、実際にはピンク色や紫色、無色のものなどがあります。その中でもピンク色と橙色の間ぐらいの色のサファイアは「パパラチア・サファイア」と呼ばれ、大変稀少で人気が高い宝石です。
宝石言葉は「誠実・慈愛」で、ヨーロッパでは婚約指輪としてダイヤモンドではなくサファイアを選ぶ人も多いそうです。貞節な愛を表し、不貞を働くと光沢が失われるという話もあります。また、チャンスや出会いを確実につかむことができ、知性を高めるためにも効果があると言われています。 サファイアは目標を貫徹させる意思を持ち、惰性に流されない自分になれるように強くサポートしてくれます。勝利運、金運などを高め、仕事に対しても積極的な気持ちを持つためにも有効な誕生石です。
10月
■オパール
オパールの虹のように多彩に光る現象は遊色効果(プレイ・オブ・カラー)と呼ばれ、美しさを決める決め手となっています。オパールは10%程の水分を含んだ宝石なので熱や乾燥に注意が必要です。 宝石言葉は「幸福・希望」などを意味します。オパールは人生の暗闇に希望をもたらすような明るさに満ちた石であり、憂鬱を払ってくれます。虹色の輝きから希望を象徴し、古くから幸せを運ぶ石とされています。見る角度によって色を変えることからも、物事を変化させる力を持っています。毎日がマンネリ化している人や現状を変えたいと願う人に力を与えてくれます。また、創造力を高め、内面の隠れた才能を引き出す力に優れているため、クリエイティブな仕事をしている人にとってのお守りでもあります。
■トルマリン トルマリンは結晶を60~70℃に熱すると静電気を帯びるため別名「電気石」と呼ばれています。無色、紫色、青色、緑色、黄色、褐色、赤色、ピンク、黒色などの多彩なカラーバリエーションがあります。ブラジルやマダガスカルなどで産出されています。 トルマリンは健康に効果があり、金運があがるパワーストーンとして現代でも注目を浴びています。内分泌系のバランスを整えるため、肥満の解消、ダイエットにも効果があるとされています。 そのほかトルマリンには色によって恋愛成就やヒーリングなど様々な効果がある個性にあふれた誕生石です。
11月
■トパーズ
トパーズの中でもブルートパーズが製品としてはよく使用されていますが、ピンク、黄色、緑、無色などのさまざまな色があります。中でもオレンジ色を帯びた黄色のインペリアルトパーズや、ピンクトパーズは宝石としての評価が高いです。 宝石言葉は「希望・友情」などを意味します。曖昧なことをはっきりさせ、チャンスを引き寄せる効果があります。仕事、恋愛、人の縁など様々な方面において持ち主にとって必要なものと出会わせてくれる、そんな誕生石です。
■シトリン
シトリンはクオーツ(石英)の仲間で、黄色い水晶のことです。天然の色の物は少なくアメシスト(紫水晶)を加熱してオレンジ色に変えたもの(焼きシトリン)がよく流通しています。 宝石言葉には「社交性・表現力」などがあります。シトリンの太陽の光のような暖かい色は希望と自信を運び、人間関係を豊かにしてくれる効果をもたらします。自分が優しく温かな人になる事で、まわりからも好かれ、良い関係を築くことができると言われています。また好奇心を強める働きもあるため、新しいことを始める手助けをしてくれます。
12月
■ターコイズ
日本では「トルコ石」の名前でも呼ばれています。ターコイズの語源はフランス語で「トルコの石」という言葉から来ています。取り扱いには注意が必要で、香水や化粧品が付かないようにすることと直射日光に長時間さらさないように気を付けなければいけません。 宝石言葉は「成功・幸運」などを意味します。勇気と行動力をもたらし、はつらつとした積極性を与えてくれるため、新しいことに対して臆病になってしまう人は、大切な一歩を踏み出す力を貸してくれるでしょう。また、旅のお守りとしても有名で、旅に出る友人や家族、恋人などにプレゼントすると危険から身代わりとなって守ってくれる効果があります。
■タンザナイト
タンザナイトはゾイサイトという鉱物の一種で青~青紫色を有する多色性を持っています。タンザニアで発見されたことが名前の由来となっています。正式名称をブルーゾイサイトと言います。硬度が低く、衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。 宝石言葉は「誇り高き人・空想」などを意味します。ネガティブなエネルギーをポジティブなものに変換する力に優れるとされ、周囲からの影響を受けずに自分自身の良い部分をうまく表現するのを助けてくれます。正しい判断をせまられた時や何か大きな転機を抱えた人の力となってくれます。恋愛においても良いパートナーとの出会いをもたらしたり、恋人同士の2人の間流されず冷静に対等な関係へと導いてくれます。
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