改造紙幣 神功皇后10円 (明治紙幣・古銭)

改造紙幣 神功皇后10円 (明治紙幣・古銭)は高額でのお買取が可能なお品物です。

• 縦　77mm
• 横　131mm
• 買取価格　400,000円（並品）

※買取価格は市場価格や在庫状況の動向や商品状態によって変動します。最新の価格はお問い合わせくださいませ。

1881年（明治14年）～1899年（明治32年）日本初の肖像画入り紙幣

改造紙幣とは、日本の明治時代に発行され、1881年（明治14年）～1899年（明治32年）まで用いられた1881年に発行された日本初の肖像画入り紙幣です。二十銭、五十銭、一円、五円、十円の5種類のバリエーションがあります。 なぜ改造紙幣と呼ばれているか？というと、以前に流通していた明治通宝の欠点を補い、リニューアルした紙幣だからです。

明治通宝は、初めて海外の印刷技術を取り入れ、発行された近代的な紙幣でしたが、問題点も少なくありませんでした。まず、額面が10銭から100円の9種類もあるにも関わらず、サイズ もデザイ ンも同じものだったのです。そのため、額面の偽造が後を絶ちませんでした。また、明治通宝はドイツ製の紙幣ですが、材料として使用された洋紙が、多湿な日本の気候に合わず、劣化しやすいのも問題でした。 そこで、改造紙幣にはみつまたと呼ばれる和紙を用い、偽札が造りにくいように、額面ごとにサイズやデザインを変え、10円紙幣と5円紙幣にはすかしを入れています。しかも、紙幣の表面には偽造罰則の文言まで載せてあり、念の入れようが見て取れますね。

また、精巧な肖像画を取り入れたのも偽札造りの難易度を上げるため。 一応名目上の肖像は神功皇后ということになっていますが、こちらはご本人をモデルとしたものではなく、創造された肖像となります。なぜ明治天皇の 肖像が使用されなかったのかというと、恐れ多いとされたからなんだとか。 印刷方式は凹版印刷で、凹版彫刻を製作したのは、イタリア人のエドアルド・キヨッソーネという明治時代に来日した版画家の方です。（少し西洋人のような顔つきの肖像となっているのは、このためかもしれませんね）

改造紙幣の中でも最高額の十円紙幣

今回お持ち寄りいただいたものは、改造紙幣の中でも最高額の十円紙幣です。 ヤケ・シミ・汚れ・黄ばみ・オレがございましたが、色味の劣化・文字の擦れが比較的少ないこと、歴史的価値と稀少価値を考慮いたしまして、相場より高価の査定金額を出させていただきました。

こちら買取本舗では改造紙幣も高価買取中です！ 海外古紙幣・銀行券はとくにレプリカ（額面だけでは一見し て判別できない偽もの）や模したお品が多くありますので、ご自宅の物置や、押し入れを整頓していたら出てきた年季のある穴銭、古銭・古紙幣、記念貨幣、外国貨幣等ございましたら、査定だけでもお気軽にご利用くださいませ(*^^*)

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2017年04月07日