2025年大阪・関西万博記念硬貨の価値を徹底解説!ミャクミャク硬貨のプレミア価値は?

2025年に開催された大阪・関西万博を記念して、公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインした記念硬貨が発行されました。
発行当初は最大141倍もの抽選倍率を記録し、大きな話題となったこの記念硬貨。現在の価値はどうなっているのでしょうか。
そして、将来的に価値は上昇するのでしょうか。本記事では、2025年大阪・関西万博記念硬貨の基本情報から現在の市場価値、将来性まで詳しく解説します。
2025年大阪・関西万博記念硬貨の基本情報
正式名称を「2025年日本国際博覧会記念貨幣」という万博記念硬貨は、第一次から第三次まで3回に分けて発行されました。
第一次と第二次では千円銀貨のみが発行され、第三次では一万円金貨と五百円硬貨も加わり、合計5種類の記念硬貨がラインナップされました。
第一次発行(千円銀貨幣)
 
第一次発行の千円銀貨幣は、販売価格1万3,800円で発行されました。
表面には大阪の夢洲万博会場の全景とともに、EXPO 2025日本国際博覧会の公式マークと公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされています。
裏面には虹色発色加工技術を用いた万博のロゴマークが描かれており、見る角度によって多彩な輝きを見せてくれます。
| 品名 | 販売価格 | 
|---|---|
| 千円銀貨幣(第一次発行) | 1万3,800円 | 
第二次発行(千円銀貨幣)
第二次発行の千円銀貨幣も販売価格は1万3,800円です。
表面のデザインには第一次同様に「ミャクミャク」が描かれていますが、ハートと双葉のモチーフが加えられ、万博のテーマである未来への希望と生命の輝きを表現しています。
裏面は第一次と同じく、虹色発色加工技術を用いた万博ロゴマークがデザインされています。
| 品名 | 販売価格 | 
|---|---|
| 千円銀貨幣(第二次発行) | 1万3,800円 | 
第三次発行(一万円金貨幣、千円銀貨幣、五百円貨幣)
 
第三次発行では、一万円金貨、千円銀貨、五百円貨幣の3種類が同時に発行されました。
さらに、一万円金貨1種類、千円銀貨3種類(第一次から第三次まで)、五百円貨幣1種類の計5種類をセットにした数量限定1,000個のコンプリートセットも販売され、こちらは34万4,000円という価格設定でした。
| 品名 | 販売価格 | 
|---|---|
| 一万円金貨幣 | 26万8,000円 | 
| 千円銀貨幣(第三次発行) | 1万5,200円 | 
| 五百円貨幣 | 取扱金融機関の窓口にて額面価格で引換え | 
| コンプリートセット | 34万4,000円 | 
2025年大阪・関西万博記念硬貨の種類
ここからは各記念硬貨の基本スペックとデザインについて解説していきます。
一万円金貨幣
| 額面 | 一万円 | 
|---|---|
| 素材 | 純金 | 
| 量目 | 15.6g | 
| 直径 | 26mm | 
| 販売数量 | 30,000枚 | 
第三次発行で販売された一万円金貨幣。額面は1万円ですが、販売価格は26万8,000円と額面を大きく上回る「プレミアム型」の記念貨幣です。
表面には日本政府館を背景に「ミャクミャク」のイラストが描かれ、裏面には虹色発色加工技術を用いた万博ロゴマークと「EXPO 2025」の文字が刻まれています。
虹色発色加工技術とは、表面に微細な溝をつくることで反射光が干渉し、虹色に輝いて見えるように加工する技術です。角度によって発色の仕方が変わり、多彩な美しさを楽しめます。
千円銀貨幣
| 額面 | 千円 | 
|---|---|
| 素材 | 純銀 | 
| 量目 | 31.1g | 
| 直径 | 40mm | 
| 販売数量 | 各50,000枚 | 
第一次から第三次まで、それぞれ異なるデザインが採用されています。
第一次は万博会場の全景とミャクミャク、第二次はハートと双葉が加わったミャクミャク、そして第三次はミャクミャクが表面いっぱいにカラーで描かれています。
第三次発行の千円銀貨には、世界初となるホログラム潜像技術が採用されました。LED照明を当てることで虹の周辺に「EXPO」の文字が浮かび上がるという、画期的な技術が用いられています。
この技術が貨幣に採用されるのは世界で初めてのことであり、コレクターアイテムとしての価値を高める要素となっています。
裏面は第一次から第三次発行まで共通して、EXPO 2025日本国際博覧会の公式ロゴマークが虹色発色加工技術を用いて描かれています。
五百円バイカラー・クラッド貨幣
| 額面 | 五百円 | 
|---|---|
| 素材 | 銅75%、亜鉛12.5%、ニッケル12.5% | 
| 量目 | 7.1g | 
| 直径 | 26.5mm | 
| 販売数量 | 232.8万枚 | 
五百円貨幣の素材や重量は、通常発行されている五百円硬貨と同一です。プルーフ加工は施されておらず、取扱金融機関の窓口で額面価格により引き換えることができました。
表面には「ミャクミャク」のイラスト、裏面には万博ロゴマークが描かれています。
2025年大阪・関西万博記念硬貨のプレミア価値は?
 
記念硬貨の価値は、発行枚数、希少性、デザインの人気、素材の価値、歴史的意義など、さまざまな要因によって決まります。
特に重要なのが発行枚数と希少性の関係です。発行枚数が少なければ少ないほど希少性が高まり、コレクターの需要が集中することで市場価値が上昇する傾向にあります。
また、素材に貴金属を用いている場合は、金や銀の相場変動も価値に大きく影響します。特に金貨の場合、金相場の上昇により、販売価格を超える素材価値を持つこともあります。
大阪・関西万博記念硬貨の現在の市場価値
2025年10月現在、大阪・関西万博記念硬貨に大きなプレミア価値はついていません。これは発行枚数が比較的多く、プレミアが付くほどの希少性が現時点では生まれていないためです。
しかし、発行当時の注目度は非常に高く、大阪・関西万博記念金貨と銀貨の購入には申込数量が販売数量を大きく上回りました。
その結果、購入権を決める抽選会が実施され、当選倍率は以下のような結果となりました。
当選倍率(第三次発行)
| 区分 | 一万円金貨幣 | 千円銀貨幣 | コンプリートセット | 
|---|---|---|---|
| 申込数(個) | 132,760 | 162,173 | 127,388 | 
| 販売数(個) | 30,000 | 50,000 | 1,000 | 
| 抽選対象数(個) | 27,000 | 45,000 | 900 | 
| 当選倍率(倍) | 4.92 | 3.60 | 141.54 | 
特にコンプリートセットは141倍という驚異的な倍率を記録し、入手困難なアイテムとなりました。この高い注目度は、将来的にコレクターアイテムとしてプレミア価値が上昇する可能性を示唆しています。
金貨は金相場の変動による影響が大きい
一万円金貨については、金相場の変動による影響が顕著です。販売が発表された2024年9月時点の金相場は、1gあたり約1万3,000円前後でした。
金貨の重量は15.6gなので、当時の素材としての価値は約20万2,800円。販売価格が26万8,000円だったため、金相場よりも約6万5,000円ほど割高な価格設定でした。
ところが、2025年10月現在、金相場は20,000円台を推移しており、金の価値だけで計算すると15.6g×20,000円=31万2,000円となり、当時の販売価格を大きく上回っています。
つまり、素材価値だけで既に購入時の投資額を超えているのです。
この事実は、万博記念金貨が単なる記念品としてではなく、金投資の側面も持つことを示しています。金相場が今後も上昇すれば、さらに価値が高まる可能性があります。
将来的に価値が高まる可能性は?
大阪・関西万博記念硬貨の将来的な価値上昇には、いくつかの可能性があります。
まず、時間の経過とともに市場での流通数が減少することが考えられます。記念硬貨は使用されたり紛失されたりすることで、徐々に流通枚数が減っていきます。
特にコンプリートセットのような限定品は、コレクターが手放さないため市場に出回る数が少なく、希少性が高まる傾向にあります。
次に、万博記念硬貨としての歴史的価値の上昇です。
過去の万博記念硬貨を見ると、1970年の大阪万博記念100円白銅貨は発行当時4,000万枚と大量に発行されたにもかかわらず、現在では状態の良いものに数百円から千円程度のプレミアがついています。
2025年の万博も同様に、日本の経済や文化における重要なイベントとして記憶され、時間が経つにつれて記念硬貨の価値が見直される可能性があります。
また、「ミャクミャク」というキャラクターの人気も価値に影響します。万博終了後も愛され続けるキャラクターとなれば、関連グッズとしての記念硬貨の需要も高まるでしょう。
金貨に関しては、金相場の動向が最も大きな要因となります。
世界情勢の不安定化や インフレ懸念が高まると、安全資産としての金の需要が増し、金相場が上昇する傾向にあります。2025年現在の金相場の高騰が続けば、金貨の価値はさらに上昇するでしょう。
ただし、投資目的で購入する場合は注意が必要です。記念硬貨の価値は必ずしも上昇するとは限らず、特に発行枚数が多い五百円貨幣などは、額面以上の価値がつきにくい可能性もあります。
記念硬貨を高く売るためのポイント
もし将来的に大阪・関西万博記念硬貨を売却することを考えている場合、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、保存状態を良好に保つことが最も重要です。記念硬貨は傷や汚れがあると価値が大きく下がります。専用のケースに入れたまま保管し、直接手で触れないようにしましょう。
湿気や直射日光を避け、温度変化の少ない場所で保管することも大切です。
付属品をすべて保管しておくことも価値を高めます。記念硬貨には通常、専用ケース、説明書、保証書などが付属しています。
これらが揃っていると、コレクターアイテムとしての価値が高まります。特にコンプリートセットの場合、元のパッケージや箱も含めて完全な状態で保管することが理想的です。
売却のタイミングも重要です。記念硬貨の価値は、万博終了直後よりも、10年、20年と時間が経過してからの方が上昇する傾向にあります。
ただし、金貨の場合は金相場の動向を見ながら、高値のタイミングで売却することも一つの戦略です。
売却先の選択も慎重に行いましょう。記念硬貨の買取を専門に行う業者、コイン専門店、オークションサイトなど、さまざまな選択肢があります。
特に希少性の高いコンプリートセットなどは、専門知識のある業者に査定してもらうことで、適正な価格での売却が期待できます。
まとめ
2025年大阪・関西万博記念硬貨は、公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインした一万円金貨、千円銀貨3種類、五百円貨幣の計5種類が発行されました。
現時点では大きなプレミア価値はついていませんが、一万円金貨は金相場の上昇により既に販売価格を超える素材価値を持っています。
将来的には、流通数の減少や歴史的価値の上昇により、価値が高まる可能性があります。
もし売却を検討される場合は、良好な保存状態を保ち、付属品を全て揃えた状態で、複数の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。
特に金貨は金相場の動向を見ながら、適切なタイミングで売却することで、より高い価格での買取が期待できるでしょう。
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