長野オリンピック記念硬貨の種類と価値は?1万円金貨の買取価格を徹底解説

1998年に開催された長野冬季オリンピックを記念して記念硬貨が発行されました。
2026年にはイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォで冬季オリンピックが開催される予定ですが、長野大会から四半世紀以上が経過した今、当時の記念硬貨の価値はどのように変化しているのでしょうか。
この記事では、長野オリンピック記念硬貨の種類や特徴、そして気になる買取価格について詳しく解説していきます。
長野オリンピック記念硬貨とは?全部で9種類ある!
長野オリンピック記念硬貨(長野五輪冬季大会記念硬貨)は、1998年に長野県で開催された冬季オリンピック競技大会を記念して発行された硬貨です。
この記念硬貨は、500円白銅貨、5000円銀貨、10000円金貨の3種類の額面で発行されました。発行は第1次から第3次まで計3回に分けて行われたため、すべてを合わせると9種類の硬貨が存在します。
各硬貨の表面には、スキージャンプ、フィギュアスケート、スピードスケート、アイスホッケーなど、冬季オリンピックならではの競技種目がデザインされています。
発行時期によって異なる競技の絵柄が採用されているため、コレクション性も非常に高い記念硬貨といえるでしょう。
長野オリンピック記念硬貨の特徴は?品位や発行枚数
長野オリンピック記念硬貨は、金貨・銀貨・白銅貨の3つの額面に分かれており、それぞれ第1次から第3次発行まで異なる競技のイラストがデザインされています。各硬貨の詳細について見ていきましょう。
1.長野オリンピック記念1万円金貨
長野オリンピック1万円金貨は、純金製(K24)で最も価値の高い記念硬貨です。重量は15.6g、直径は26mmとなっています。
裏面は3次発行すべてに共通しており、長野県の県花である『りんどう』と、オリンピックの五輪マークがデザインされています。
表面のデザインは発行次数によって異なり、それぞれジャンプ、フィギュアスケート、スピードスケートが表現されています。
| 種類 | 発行年 | 表の図案 | 発行枚数 |
|---|---|---|---|
| 1次発行 | 1997 | ジャンプ | 5万5000枚 |
| 2次発行 | 1997 | フィギュアスケート | 5万5000枚 |
| 3次発行 | 1998 | スピードスケート | 5万5000枚 |
2.長野オリンピック記念5000円銀貨
5,000円銀貨は銀925と銅75の合金で作られており、重量は15g、直径は30mmです。裏面には長野県の県獣である『かもしか』とオリンピックの五輪マークが共通してデザインされています。
表面の図案は、それぞれアイスホッケー、バイアスロン、パラリンピック滑降の競技の様子です。
5,000円銀貨は金貨に比べて発行枚数が非常に多く、比較的入手しやすい記念硬貨となっています。
| 種類 | 発行年 | 表の図案 | 発行枚数 |
|---|---|---|---|
| 1次発行 | 1997 | アイスホッケー | 500万枚 |
| 2次発行 | 1997 | バイアスロン | 500万枚 |
| 3次発行 | 1998 | パラリンピック滑降 | 500万枚 |
3.長野オリンピック記念500円白銅貨
500円白銅貨は、銅750とニッケル250の合金で作られており、重量は7.2g、直径は26.5mmです。裏面には長野県の県鳥である『雷鳥』とオリンピックの五輪マークが共通してデザインされています。
表面には、それぞれスノーボード、ボブスレー、フリースタイルの図案。
500円白銅貨は最も発行枚数が多く、記念硬貨の中では最も身近な存在といえるでしょう。
| 種類 | 発行年 | 表の図案 | 発行枚数 |
|---|---|---|---|
| 1次発行 | 1997 | スノーボード | 2000万枚 |
| 2次発行 | 1997 | ボブスレー | 2000万枚 |
| 3次発行 | 1998 | フリースタイル | 2000万枚 |
長野オリンピック記念硬貨の現在の買取相場は?
長野オリンピック記念硬貨の価値は、種類によって大きく異なります。
それぞれの硬貨の現在の買取相場について詳しく見ていきましょう。
最も価値が高いのは「1万円金貨」
長野オリンピック1万円金貨は、3種類の記念硬貨の中で圧倒的に高い価値を持っています。金貨の価値を決める要素は、主に「額面価値」「希少価値」「素材価値」の3つです。
額面価値について、この金貨の額面は1万円です。銀行窓口で両替すれば、額面通りの金額で交換することができます。
希少価値については、発行枚数が各デザイン5万5000枚と比較的多いため、記念硬貨としてのプレミア価値はほとんどついていません。希少性だけで考えると、特別に高い価値がつくわけではないのです。
しかし、最も重要なのが素材価値です。1万円金貨の素材はK24(24金)の純金製で、重量は15.6gという高純度の金が使用されています。近年の金相場の高騰により、この素材価値が大幅に上昇しているのです。
例えば、2025年11月時点での金の相場が1gあたり約22,000円だとすると、15.6gの長野オリンピック記念金貨の買取価格は、22,000円×15.6gで計算すると約34万3,200円となります。
これは額面の1万円を大きく上回る価値です。
上記はあくまでも2025年11月時点での金相場を元にした参考価格のため、実際の買取価格は査定時の相場によって異なります。
正確な買取価格を知りたい場合は、専門の買取店に最新の相場を確認することをおすすめします。
長野オリンピック冬季大会記念金貨の買取価格を『金貨買取本舗』でチェック!5000円銀貨と500円白銅貨は両替品となるケースが多い
5000円銀貨と500円白銅貨は、それぞれ500万枚、2000万枚という大量発行だったこともあり、コレクターズアイテムとしての付加価値はほぼ見込めないのが現状です。
そのため、買取専門店に持ち込んでも買取を断られたり、額面での交換対応となるケースがほとんどです。
当店でも、お近くの銀行で両替手続きを行うことをおすすめしています。
長野オリンピック記念金貨を高く売るためのポイント
せっかく長野オリンピック1万円金貨を売却するなら、できるだけ高い価格で買い取ってもらいたいものです。最後に、金貨を高く売るための重要なポイントを3つご紹介します。
金相場が高い時期を狙う
金貨の買取価格は、その日の金相場に大きく左右されます。金相場は日々変動しており、世界経済の状況や為替レート、地政学的リスクなどさまざまな要因によって上下します。
金相場は長期的に見ると上昇傾向にありますが、短期的には下落することもあります。売却を検討している場合は、金相場のニュースをチェックし、相場が高い時期を見計らって売却するのが賢明です。
専門の買取店では、その日の最新相場に基づいた査定を行っていますので、複数の店舗で見積もりを取ることもおすすめです。
付属品は必ず揃える
長野オリンピック記念金貨には、購入時に専用のケースや説明書、保証書などの付属品がついています。これらの付属品がすべて揃っていると、買取価格が高くなる傾向があります。
付属品が揃っていることで、その金貨が正規品であることの証明になりますし、コレクターにとっても価値が高まります。もし付属品を保管している場合は、必ず一緒に持ち込むようにしましょう。
また、金貨本体も傷や汚れがないように、丁寧に保管しておくことが大切です。
金貨にくわしい査定士がいる店舗を選ぶ
金貨の買取価格は、査定を行う店舗や査定士の知識によって差が出ることがあります。記念金貨の価値を正確に評価できる、経験豊富な査定士がいる店舗を選ぶことが重要です。
一般的なリサイクルショップなどでは、金貨の専門知識を持つスタッフがいない場合もあり、適正な価格での買取が難しいこともあります。
金貨や貴金属の買取を専門としている店舗であれば、最新の相場情報を把握しており、適正な価格での査定が期待できます。
長野オリンピック金貨・記念硬貨の買取は『こちら買取本舗/金貨買取本舗』へ
長野オリンピック記念硬貨は、1998年の感動的な大会を記念する貴重な硬貨です。特に1万円金貨は、金相場の高騰により今が売り時といえるかもしれません。
売却を検討している方は、ぜひ信頼できる専門店で査定を受けてみてください。
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