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旧国立銀行券の価値は?種類別に買取相場をご紹介!

旧国立銀行券を売りたいと思っているけど、どのくらいの価値があるのか分からないという方はいらっしゃいませんか?

本記事では、旧国立銀行券の概要や種類ごとの買取相場、アイテムの保存方法についても解説していきます。

旧国立銀行券の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

旧国立銀行券とは

ここでは、旧国立銀行券の特徴や歴史といった概要について解説していきます。

旧国立銀行券の特徴と歴史

旧国立銀行券は、明治6年から明治32年まで日本国内に広く使用されていた紙幣です。

この紙幣は政府ではなく、国立銀行によって発行された紙幣で、アメリカの会社が印刷していたことから「アメリカ札」とも呼ばれています。また紙幣のデザインが、アメリカのドル札とよく似ており、当時のドル札を参考にして製造されたと言われています。

旧国立銀行券は、日本神話や伝承といった伝説として言い伝えられている一場面や自然などの風景が描かれており、日本の歴史を表現しているのが特徴です。

また旧国立銀行券は、当時世界的に増えていた金本位制の下で兌換紙幣(だかんしへい)として発行されました。

金本位制とは、紙幣に金と同等の価値を与え、額面に応じて、それに合った金と交換できるように定められた制度のことです。兌換紙幣はこの制度によって、金と交換できる公的な紙幣のことを指します。

兌換紙幣として流通した旧国立銀行券ですが、金の不足をきっかけに製造が終了することとなり、廃止になりました。

旧国立銀行券の種類と買取価格

旧国立銀行券には、額面の異なる5種類が存在しています。それらの種類ごとに特徴や買取価格について解説していきます。

旧国立銀行券20円札(二十円札)

旧国立銀行券20円札は、5種類の中で額面が最も高額な旧国立銀行券です。

表面にはスサノオノミコトとヤマタノオロチが描かれています。スサノオノミコトやヤマタノオロチは、日本書紀など数々の歴史書に伝説として名を残している存在です。20円札に記されている一場面は、娘がヤマタノオロチに食われてしまった村人のことを思い、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したという伝説を表しています。

また、裏面にはオオクニヌシノミコトやタケミカヅチノカミによる「国譲り」のシーンが精巧に描かれています。表裏あわせて全体的に壮大で、日本という国の歴史の長さを感じられるデザインが施されているのが特徴です。

20円札は希少性が極めて高く、未使用品だと数千万円の値で取引される場合もあります。また一般的な査定でも数百万円ほどの値が付くことが多いため、状態のあまり良くない品でも高額な値が付くでしょう。

旧国立銀行券10円札(十円札)

旧国立銀行券10円札の表面には、日本に古くからある古典音楽「雅楽(ががく)」を演奏している風景が描かれています。

裏面には、神功皇后(じんぐうこうごう)が朝鮮半島への侵攻を進め、広い土地を領土として占領した「神功皇后征韓」という伝説を表したデザインが施されています。

10円札は20円札と同じように希少性が極めて高く、プレミアが付けられている旧国立銀行券です。未使用で状態の良い品だと、1,000万円以上の値を付けて取引される場合もあります。また買取相場は数十万~数百万円ほどで、状態のあまり良くない品でも高額で取引されるでしょう。

旧国立銀行券5円札(五円札)

旧国立銀行券5円札は、他の種類と比べて、デザインがのどかで親しみやすいのが特徴の紙幣です。

表面には田植えと稲刈りをしている風景が描かれ、裏面には日本橋や富士山の風景が描かれています。日本ならではの自然や営みを表したデザインとなっています。

20円札や10円札ほどの希少性はありませんが、価値は十分に高く、数十万円ほどの相場で取引されます。未使用で状態の良い品の場合だと、数百万円の値が付く可能性もあるでしょう。

旧国立銀行券2円札(二円札)

旧国立銀行券2円札は、表面に新田義貞と児島高徳という実在していた武将が描かれている旧国立銀行券です。

この2人の武将は、鎌倉時代の終わりから南北朝時代に渡って活躍していたと言われており、太平記という軍記物語を記した歴史書に名を残しています。

裏面には、その当時の皇居であった江戸城本丸の書院出二重櫓(しょいんでにじゅうやぐら)と御書院二重櫓(ごしょいんにじゅうやぐら)の風景が描かれており、荘厳なデザインが施されています。

2円札は、旧国立銀行券中で比較的希少性の低い種類で、買取相場は数万円~数十万円ほどです。ただ、古紙幣の中では価値が高い方の種類なため、未使用の状態の良い品だと数百万円ほどで取引されることもあるでしょう。

旧国立銀行券1円札(一円札)

旧国立銀行券1円札は、表面に仁徳天皇の時代に存在していた将軍「上毛野田道(かみつけのたぢ)」と兵船がデザインされた紙幣です。

このデザインは、上毛野田道が新羅という朝鮮半島の国に侵攻し、敵の兵船を打ち破ったという伝説を表しています。ただ描かれているのは、源為朝が工藤茂光の乗った軍船を迎え撃った風景という説もあります。

裏面には、元が日本に向けて進軍し、それを軍事力と奇跡的な大風によって返り討ちにしたと言われる「元寇」を表したデザインになっています。

1円札は、約480万枚と大量に発行されたため、旧国立銀行券の中で最も希少性が低い種類です。買取相場は数万円ほどですが、元々の額面の低さを考慮すると、十分価値が高い古紙幣と言えるでしょう。

新国立銀行券とはどう違うのか?

旧国立銀行券が存在している一方で、新国立銀行券という紙幣も存在します。そして、この新旧2種類を合わせて、国立銀行紙幣とも総称されます。これらには、新しいか古いかの違いだけではなく、大きく異なる点があります。

その異なる点とは、旧国立銀行券は「兌換紙幣」で、新国立銀行券は「不換紙幣」であるということです。

前述の通り、兌換紙幣とは、紙幣の額面に応じて、それと同等の価値のある金属と交換できる紙幣です。それにより、兌換紙幣は金と同等の価値があることが保証されています。また旧国立銀行券が発行された時代は、金本位制が採用されていたため、紙幣を金と交換できました。

一方で不換紙幣は兌換紙幣と異なり、金属との交換はできず、政府の信用によって価値が保証されている紙幣です。

旧国立銀行券は金本位制の下で発行されましたが、紙幣と交換するための金を確保できないほどの金不足により、発行されなくなりました。そしてその後、兌換紙幣の代わりとして、金と交換できない不換紙幣である新国立銀行券が発行されるようになりました。

他にも、旧国立銀行券は上記で解説したような5種類が存在していますが、新国立銀行券には1円札と5円札に2種類しか存在しないという違いもあります。

旧国立銀行券を高価買取してもらうための保存方法

旧国立銀行券を高値で買取してもらうには、良好な状態を維持することが重要です。

紙幣は紙でできていることもあり、金属でできた貨幣よりも繊細で、丁寧に扱わないと劣化が著しく進んでしまうでしょう。紙幣の状態をできるだけ良く保つためには、保存する際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。

気をつけるべきポイントのひとつは、「日光に当てないこと」です。

旧国立銀行券は、紙を薄く加工した品であり、日光に当たることによる日焼けで大きく劣化してしまいます。そのため、保存する場所には、できるだけ日の光が当たらない冷暗所を選ぶと良いでしょう。

もうひとつの気をつけるべきポイントは、「素手で扱わないこと」です。

素手で古紙幣を扱ってしまうと、手の油が付着してしまい、その部分から腐食などの劣化が生じてしまう可能性があります。

それを防ぐために、古紙幣を扱う際には静電気を発しにくい素材の手袋を着けて、ピンセットなどの道具を使ってできるだけ触れないように扱いましょう。

また経年劣化が進んでいる紙幣だと、紙が本来持っている柔軟性がなくなり、少し折り曲げるだけでも、破けたり傷が付いてしまったりします。ピンセットで紙幣を扱う場合でも、細心の注意を払いましょう。

これらのポイントに注意して保存すれば、古紙幣を良い状態のまま保つことができます。ただ、劣化が生じたまま放置してしまうことがないように、定期的に状態を確認することも重要です。

まとめ

本記事では、ここまで旧国立銀行券の概要や種類ごとの買取相場、保存方法のポイントなどについて解説してきました。

旧国立銀行券は、古紙幣の中でも価値が高く、高値で取引されています。そのため保存や取り扱いには、十分に注意を払いましょう。

旧国立銀行券の査定や売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!



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