気になるカンガルー金貨の価値は?オーストラリア政府発行の地金型金貨

世界各国の有名な地金型金貨の一つにオーストラリア政府が発行しているカンガルー金貨があります。純金製のカンガルーが描かれているこちらのコイン。もしご自宅でみかけたらどのような価値があるのか気になりますね!
令和2年の7月現在、こちらの金貨は高く売却可能です。今回は金貨のご説明と何故今が売り時なのかをご紹介いたします。

1986年から毎年デザインを変えて発行!カンガルー金貨とは?

オーストラリア旗

オーストラリアの金貨であるカンガルー金貨には、一体どんな特徴や種類があるのでしょうか。ここではそんなカンガルー金貨について詳しくご紹介します。

西オーストラリア政府が保証する法定通貨、世界的信頼度高しカンガルー金貨

カンガルー金貨は、西オーストラリア州政府公営のパース造幣局が発行している金貨です。また、このカンガルー金貨は政府が金の投資目的で発行している地金型金貨で、1986年から毎年違うデザインで発行されています。

パース造幣局はオーストラリア国内で最も古い歴史を持った造幣局として知られており、その歴史は1899年に遡ります。元々は英国王立造幣局の分室として発足しており、その長い歴史と卓越した確かな技術力を誇る造幣局として高い信頼があります。

この造幣局が発行しているカンガルー金貨は、西オーストラリア州政府が品位と重量を保証する法定通貨となっており、世界中で信頼性と知名度の両方が高く評価されています。

カンガルー金貨は表面には英国女王のエリザベス2世が描かれ、裏面にはカンガルーが描かれているのが特徴です。また、カンガルー金貨はオーストリア造幣局が発行しているウィーン金貨、カナダ王室造幣局が発行しているメイプルリーフ金貨と並んで、世界三大金貨の1つとされています。

この三大金貨の中で最も古い歴史があるのはメイプルリーフ金貨ですが、1986年から発行されているカンガルー金貨は2番目に歴史があります。日本国内でカンガルー金貨の販売を行っているのは、三菱マテリアル株式会社の金属事業カンパニー製錬事業部貴金属部です。

0.5gから1kg金貨まで種類も色々カンガルー金貨

カンガルー金貨には5つの種類があります。その5つとは、額面価格100ドルの1オンス(重量31.1g)、額面価格50ドルの2分の1オンス(重量15.5g)、額面価格25ドルの4分の1オンス(重量7.7g)、額面価格15ドルの10分の1オンス(重量3.1g)、額面価格2ドルの20分の1オンス(重量0.5g)です。

額面価格は全てオーストラリアドルとなっており、また全て24金(純金)となっています。一般的に、地金型金貨は1オンスから10分の1オンスまでの4種類が発行されているものが多くなっていますが、カンガルー金貨はさらに重量の少ない20分の1オンスの金貨も発行しているのが特徴です。

カンガルー金貨の20分の1オンスは1986年の発行当初から販売されているものではなく2010年から発行されており、他のカンガルー金貨よりも小さいサイズとなっているため、通称「Mini Roo(小さいカンガルー)」と呼ばれています。 また、金貨を保存する付属品には保存用ケースが使われるのが一般的ですが、このカンガルー金貨の20分の1オンスは名刺サイズのカードに収まる形で販売されています。

さらに、カンガルー金貨には前述の5つの種類の他に、例外として1kgもの重量を誇るカンガルー金貨も毎年発行されています。1オンスから20分の1オンスのカンガルー金貨は毎年デザインが変わりますが、この1kgのカンガルー金貨だけは毎年同じデザインです。1kgのカンガルー金貨は1頭のアカカンガルーの横向きの姿がデザインされています。

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最初は実はナゲットがデザインされていた!それゆえナゲット金貨とも呼ばれる!

カンガルー金貨の種類

1990年から毎年絵柄のかわるカンガルーデザインは金貨コレクションの楽しみ

カンガルー金貨は、ナゲット金貨と呼ばれることもあります。ナゲットとは自然金塊のことですが、何故カンガルー金貨がナゲット金貨と呼ばれることがあるのかというと、1986年の発行当初から1989年までの4年間は金貨の裏面に自然金塊がデザインされていたからです。

1986年から1989年までの4年間はカンガルーがデザインされた金貨は存在せず、1990年からカンガルーがデザインされるようになりました。そのため、1989年までのものはナゲット金貨となります。また、かつてナゲット金貨と呼んでいた名残として、海外の銀行などではカンガルーがデザインされているカンガルー金貨でもナゲット金貨と呼ぶ場合もあるようです。

さらに、2019年現在ではカンガルーの図柄の周囲の文字は「KANGAROO」表記となっていますが、中には「NUGGET」表記のものも存在します。その「NUGGET」表記の金貨のデザインは、必ずしも自然金塊がデザインされているというわけではありません。

過渡期のものの中にはカンガルーがデザインされた金貨であっても、周囲の文字が「NUGGET」となっているコインもあります。

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海外金貨は実は偽物も多し?重さが極端に違うのは可能性大!

カンガルー金貨は金の投資目的として発行されている地金型金貨ですが、投資目的だけでなく収集目的で購入する人も多い金貨です。そのため、地金型金貨でありながら収集型金貨でもあるという特徴があります。

収集型金貨はコレクション対象としての売買が行われるものであるため、オークションやリサイクル業界、インターネットなどでの個人売買など様々な取引の場があり、偽物が出回っている場合が多い点に注意が必要になります。

カンガルー金貨の本物と偽物を見分けるのはとても難しく、素人では中々判断できないものです。しかし、素人でも偽物の可能性が高いと判断できる基準に重量があります。

偽物のカンガルー金貨は純金ではなく、銅やニッケルなどの素材で作られている場合が多いため、重量が軽い場合(1オンスなら31.1g以下の場合)は偽物の可能性が高いと判断しても良いでしょう。重量以外で素人が本物と偽物を見分けるのは難しいため、専門の買取業者の無料査定などを利用して本物か偽物かを確認するのも有効な方法です。

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地金型金貨は金相場が重要!価格を左右するのはズバリ金の価格!

カンガルー金貨

2012年発行された純金製 100ドル カンガルー金貨は1oz  31.1gの質量がある金貨

地金型金貨の場合は基本的にデザイン性による価値は付きませんが、地金型金貨でありながら収集型金貨でもあるカンガルー金貨は金としての評価とデザイン性の評価で価値が決まります。そのため、カンガルー金貨の買取価格は24金の価格に重量をかけたものに、金貨そのものの価値がプラスされることになります。

カンガルー金貨は毎年デザインが変わるため、人気のデザインのものは価値が上乗せされて高くなるものがあり、さらに発行枚数も発行年によって差があるため、発行年によって価値が変動する場合もあるのが特徴です。また、古さが目立って傷がついているものよりも未使用で傷や汚れが少ないものほど評価が高くなることがあります。イギリス連邦加盟国であるオーストラリアは金貨表面にエリザベス2世の横顔肖像画がデザインされています。

地金価値の高い今、カンガルー金貨の売却価格も高くなっております、昔購入された金貨はその時の金相場状態によりますが何倍にもなっているかもしれません。また買取価格は店舗ごとに設定されているため金の価格が高い今、金貨に特化した買取店でより高値が期待できます。買取価格は比べてご検討下さい。

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地金価格が重要だけど…他に高く売るポイントは?

カンガルー金貨を高く売るためには、いくつか注意するポイントがあります。1つ目は、できるだけ新品に近い状態で査定に出すということです。カンガルー金貨は24金のため金属でありながら柔らかく、傷がつきやすいものでもあります。そのため、ちょっとした摩擦や爪で引っ掻いてしまうことなどで簡単に表面に傷が付いてしまいます。

普段からケースに入れて保存するのはもちろんのこと、必要がない時には取り出さないようにするなど保存状態と取り扱い方に注意することが必要です。

2つ目は、カンガルー金貨をケースから取り出す際にはコットン素材の手袋を使用するということです。コットン素材以外の繊維が荒い手袋を使用してしまうと、カンガルー金貨の表面に傷がつきやすいため注意しましょう。

コットン素材の手袋がない場合には手をしっかりと洗ってから取り出すようにし、皮脂や汗がついてカンガルー金貨が汚れてしまわないようにすることが重要です。
また、カンガルー金貨の表面を持つのではなく、円縁を挟んで持つと汚れや傷が付きにくくなります。プルーフ加工された金貨は指紋がつきやすく、一度つくとなかなか消えづらいのでなるべくなら素手では触れないこと、極力ケースからとりださないことが綺麗な状態を保つためには大切です。

3つ目は、古くて現在生産されていないカンガルー金貨の場合は骨董品に強い買取業者に査定してもらうということです。骨董品に強い買取業者なら、コレクションアイテムとしての評価を含めてしっかりと査定してくれるので安心感があります。また、査定に出す際には保証書などの付属品をしっかりと揃えておくことも重要です。

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カンガルー金貨を査定にだすなら!高価買取専門店こちら買取本舗へ

如何でしたでしょうか?カンガルー金貨についてお話をしました。

オーストラリア・パース造幣局から1986年より毎年デザインを変えて発行されているオーストラリア法定通貨のカンガルー金貨。カナダのメープル金貨やオーストリアのウィーン金貨にならんで世界的に有名な地金型金貨となります。
世界的信頼度の高いカンガルー金貨は買取市場でも安定的な安全資産として人気が高い金貨のひとつです。

高価買取専門店こちら買取本舗はカンガルー金貨以外にも金貨や記念金貨、海外のコインやプレミア金貨も積極的にお買取りをしています。またコインや金貨専門店であり日本海外に幅広い販路と金貨やコインに精通した査定員が常駐していますので、買取に特化しており価格にも反映されています。

繰り返しになりますが地金型金貨は安定資産として人気がありますが、金地金価値+プレミアムで市場価格が決まるといって過言ではないため金地金価値が高いときほど売却価値が高くなります。

今は地金価値が40年ぶりに高騰していますので金貨の売却をおすすめします。

カンガルー金貨以外にも世界各国の海外金貨をお買取りしております。

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