古い記念硬貨を銀行で交換すると損?換金前に知るべき価値の見分け方

大掃除や引っ越し、実家の整理などをしていると、昔もらった記念硬貨が引き出しの奥から出てくることがあります。
「これって今でもお金として使えるの?」「銀行に持っていけば換金できるのかな?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、古い記念硬貨は現在でも法定通貨として有効で、銀行で額面通りに交換・換金することが可能です。ただし注意したいのが、「銀行で交換する=正解」とは限らない点です。
記念硬貨の種類によっては、銀行で額面換金してしまうと、本来の価値を知らないまま損をしてしまうケースもあります。
この記事では、古い記念硬貨の基本的な扱い方から、銀行での換金方法、そして銀行で交換しない方がよい記念硬貨の代表例までを、わかりやすく解説していきます。
古い記念硬貨は今でも使えるの?
日本で発行された記念硬貨は、すべて法律上の「お金」として扱われます。そのため、発行から何十年経っていても、理論上は現在も支払いに使うことができます。
スーパーやコンビニでの会計に使えるケースもありますし、銀行で通常の硬貨や紙幣に交換することも可能です。
ただし、実際にはサイズや素材の違いから、自動販売機やレジで使用できないことも少なくありません。
また、見た目が特別なため「使ってしまうのはもったいない」と感じる方も多く、現実的には銀行で両替・換金するか、別の方法で現金化する人がほとんどです。
銀行で記念硬貨を交換・換金する方法
記念硬貨を銀行に持ち込むと、基本的には額面に記載されている金額そのままで両替してもらえます。
たとえば、額面500円の記念硬貨であれば500円に、額面10万円の記念金貨であれば10万円として扱われます。これは記念硬貨が通常の貨幣と同じ法定通貨であるためです。
多くの場合、銀行の窓口での対応となり、支店や混雑状況によっては多少時間がかかることもあります。また、金融機関によっては一度に交換できる枚数に制限があったり、硬貨の種類によっては手数料がかかるケースもあります。
いずれにしても重要なのは、銀行では記念硬貨の価値を査定することはなく、あくまで額面での交換になるという点です。
銀行で交換しない方がいい記念硬貨もあるって本当?
すべての記念硬貨が銀行交換に向いているわけではありません。記念硬貨の中には、素材や希少性によって額面以上の価値を持つものがあります。
特に金や銀を使った記念硬貨や、発行枚数が限られているものは、コレクター需要や貴金属相場の影響を受けやすく、市場では高値で取引されることがあります。
しかし銀行での換金では、そうした価値は一切考慮されません。
どれほど価値のある記念硬貨であっても、受け取れるのは額面のみです。そのため、価値のある記念硬貨を銀行で換金してしまうと、本来得られるはずだった金額よりも大幅に少ない金額で手放してしまう可能性があります。
銀行換金と買取、どちらを選ぶかの判断基準は
記念硬貨の中には、買取店で査定を受けても額面以上の価格がつきにくいものも少なくありません。そのような記念硬貨については、無理に売却先を探すよりも、銀行で額面通りに両替する方が合理的な選択といえます。
買取店ではプレミア価値がつきにくく、銀行での両替が推奨される記念硬貨の一覧は、こちらからご確認いただけます。
一方で、金貨など素材価値が高いものや、市場で人気の高い記念硬貨については、専門の買取店で査定を受ける方が賢明です。
買取専門店であれば、金相場の動きやコレクター需要を踏まえた価格が提示されるため、額面を上回る金額で売却できる可能性が高くなります。
実際に高価買取が期待できる記念硬貨の具体例については、次の見出しで詳しく解説します。
高価買取が期待できる代表的な記念硬貨一覧
記念硬貨の中には、銀行で額面通りに換金するよりも、買取店で査定を受けた方が高値がつくものがあります。
特に、純金を使用した記念金貨や発行枚数が限られているものは、素材価値や市場需要によって額面以上の買取価格が期待できます。ここでは、高価買取が見込まれやすい代表的な記念硬貨を紹介します。
※記載されている買取価格は2025年12月時点のものです。最新の買取価格を知りたい方は『こちら金貨買取本舗』からご確認ください。
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨
昭和天皇の御在位60年を記念して発行された記念金貨で、日本で初めて額面10万円が設定された金貨として知られています。
額面は10万円と高額ですが、純金20gを使用した高品位の金貨であることから、現在は額面よりも素材価値が重視され、金相場を基準に買取価格が決まるのが一般的です。
近年の金相場を基準にした買取価格の目安は、おおよそ35万~45万円前後となっています。
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の買取価格を『こちら金貨買取本舗』でチェック!天皇陛下御即位記念10万円金貨
1991年に天皇陛下の御即位を記念して発行された純金製の記念金貨で、天皇陛下御在位60年記念金貨と並び、日本でわずか2種類しか存在しない額面10万円の金貨のひとつです。
純金30gと、記念硬貨の中でも使用されている金の量が多いため素材価値が高く、買取価格も高額になりやすい傾向があります。近年の相場を踏まえた買取価格の目安は、おおよそ55万~65万円前後です。
天皇陛下御即位記念10万円金貨の買取価格を『こちら金貨買取本舗』でチェック!皇太子殿下御成婚記念5万円金貨
1993年に皇太子殿下の御成婚を記念して発行された、純金製の記念金貨です。日本で額面5万円が設定された金貨はこの一種類のみ。
また、世界的なコインのコンペティションである「MDCコイン・コンペティション」において、最も技術的に優れた貨幣に贈られる賞を受賞しており、芸術性の面でも高い評価を受けている金貨です。
純金18gを使用していることから素材価値も高く、買取価格の目安はおおよそ30万~40万円前後となっています。
皇太子殿下御成婚記念5万円金貨の買取価格を『こちら金貨買取本舗』でチェック!長野オリンピック冬季競技大会記念1万円金貨
1998年に開催された長野オリンピックを記念して発行された金貨で、3回に分けて異なる競技種目をモチーフにした絵柄がデザインされています。
純金15.6gを使用していることに加え、オリンピック関連の記念硬貨という点からコレクター需要も根強く、安定した人気があります。買取価格の目安は、おおよそ30万~35万円前後となっています。
長野オリンピック冬季競技大会記念1万円金貨の買取価格を『こちら金貨買取本舗』でチェック!東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念金貨
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して発行された金貨は、比較的新しい記念硬貨で、現在も所有している方が多いかもしれません。
東京2020大会では金貨のほかに1,000円銀貨や500円硬貨も発行されましたが、なかでも高い価値を持つのは金貨です。
全4回に分けて発行され、オリンピック競技大会記念金貨は第1次・第3次発行の2種類、パラリンピック競技大会記念金貨は第4次発行として登場しました。
いずれも純金15.6gを使用しており、買取価格の目安はおおよそ30万~35万円前後となっています。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念金貨の買取価格を『こちら金貨買取本舗』でチェック!そのほかにも記念金貨は高額買取の可能性あり!
ここで紹介したもの以外にも、純金や高品位の金を使用した記念金貨は、額面以上で取引される可能性があります。
発行年や発行枚数、保存状態、金相場の動向によって評価は大きく変わるため、「額面しか価値がない」と判断する前に、一度専門店で査定を受けてみることが大切です。
まとめ|古い記念硬貨は銀行に持っていく前に確認を
古い記念硬貨は、今でもお金として使えるだけでなく、銀行で額面換金することも可能です。しかし、すべての記念硬貨を銀行で交換してしまうのが正解とは限りません。
特に、金を使った記念硬貨や、発行枚数が限られたものについては、銀行に持ち込む前に一度価値を確認することが大切です。
「タンスの中に眠っていた記念硬貨が実は想像以上の価値を持っていた」というケースも少なくありません。
古い記念硬貨を見つけたら、すぐに銀行で換金するのではなく、その硬貨がどんな種類なのかを確認したうえで、最適な換金方法を選ぶようにしましょう。
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