なぜヴィトンのアルマは「ダサい」と言われる?リアルな評価と着こなし術を紹介

ルイ・ヴィトンのアイコンバッグとして知られる『アルマ』。
30年以上にわたって世界中のファッション愛好家に支持され、多くのセレブも愛用する名品として確固たる地位を築いてきました。
その一方で、インターネットやSNSの口コミでは「ダサい」と言う声も聞かれます。なぜ、時代を超えて愛される名品が、そのような評価を受けてしまうのでしょうか。
この記事では、ヴィトンのアルマが「ダサい」と言われる理由を深掘りし、本来の魅力やリアルな評価を検証します。
さらに、現代のファッションにマッチする着こなし術もくわしく解説します。
アルマの購入を検討している方や手持ちのアルマのコーディネートに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
ヴィトンのアルマはどんなバッグ?
アルマは、ルイ・ヴィトンを代表するアイコンバッグです。パリのセーヌ川にかかる『アルマ橋』が名前の由来で、『アルマ』はラテン語で『恵み』を意味します。
このアルマ橋の美しいフォルムにインスパイアされたバッグは、カジュアルからフォーマルまで自由に使えます。
アルマの前身は、1900年頃の船旅で使われていた『スティーマバッグ』というランドリーバッグです。
船の乗客が洗濯物と着替えを分けて収納するため、バッグを2つ組みあわせて作られました。底部が広がった台形のデザインが現代のアルマに受け継がれています。
現在では、美しいデザイン性とどんなシーンにも対応できる汎用性の高さから、世界中の人々から愛されるバッグとなっています。
ヴィトンのアルマが「ダサい」と言われる理由
長年にわたって多くの人々に愛され続けてきたアルマですが、一方で「ダサい」というネガティブな評価も生まれています。
ここでは、ヴィトンのアルマが「ダサい」と言われる理由について3つ解説します。
製造時期が古いモデルだから
アルマは1992年に発表されて以来、30年以上の歴史を持つロングセラー商品です。一昔前に購入した旧型のアルマは、現行モデルに比べて重厚感のあるデザインです。
軽やかさや抜け感が重視される現代のファッションから見ると、古めかしく感じられるでしょう。
現行モデルでは、より洗練されたフォルムに改良され、全体のバランスが現代的にアップデートされています。
そのため、旧型は時代遅れの印象を与えてしまう場合があるようです。
一時期の流行により古い印象があるから
アルマは30年以上前に流行したアイテムであるため、古いイメージを持つ人も少なくありません。
その当時の流行を知っている世代にとっては、古い印象から「ダサい」と感じてしまうことがあるようです。
しかし、近年ではアルマを新鮮なアイテムとして捉える若い世代も増えています。
30年以上前に流行したトレンド感の薄さが、むしろヴィンテージ感やクラシックな魅力として再評価され、洗練された大人の女性のアイテムとして認識されています。
人気定番ゆえに他の人と被りやすいから
アルマはルイ・ヴィトンの代表的なバッグであるため所有者が多く、街中で同じバッグを持っている人を見かける機会も少なくありません。
この『人との被りやすさ』が、個性を重視する人にとって他人と同じアイテムを持つことは「ダサい」と感じる一因になっています。
しかし、所有者が多いということは、アルマが多くの人に愛され続けている証拠でもあります。流行に左右されない安定さは、定番アイテムの魅力のひとつともいえるでしょう。
ヴィトン・アルマの魅力と特徴
「ダサい」という声がある一方で、ヴィトンのアルマが長年にわたり愛され続けているのは、それを上回る確かな魅力があるからです。
ここでは、アルマの持つ変わらない魅力と特徴について3つのポイントを解説します。
魅力的なデザインと使い勝手の良さ
アルマの最大の魅力は、エレガントで飽きのこないデザインと高い実用性を兼ね備えている点です。
丸みを帯びたフォルムは女性らしさを引き立て、どんなファッションにも上品さをプラスしてくれます。
また、大きく開くダブルファスナーや型崩れしにくい構造など、日常使いにおける使い勝手も高く評価されています。
定番のモノグラムや市松模様が特徴のダミエ、型押しレザーが上品なエピ、エナメル加工が華やかなヴェルニなど、多彩なラインナップから自分のスタイルにあった物を選べるのも魅力のひとつです。
豊富なサイズと色のバリエーション
アルマは、サイズの種類が豊富なのも魅力のひとつです。コンパクトサイズから大容量の物まで、ライフスタイルや用途にあわせた幅広いニーズに対応します。
カラーバリエーションも定番のモノグラムやダミエから、シーズンごとに発表される限定カラーまで豊富に展開されています。
ここでは、アルマの主要なモデルについて、それぞれの特徴やサイズ、価格帯などをくわしく解説していきます。
ナノ・アルマ
アルマの中でも最もコンパクトな『ナノ・アルマ』は、パーティーやちょっとしたお出かけに最適なサイズです。
スマートフォンやミニウォレットなど必要最小限の物が収納可能。アクセサリー感覚で持てる愛らしい見た目で、コーディネートのアクセントになってくれます。
サイズ(高さ×幅×マチ) | 約12×18×8cm |
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価格帯(税込) | 29万円~57万円 |
アルマBB
『アルマBB』は、コンパクトながら長財布やスマートフォンが収納できるサイズです。
キャッシュレス化が進む現代では、大容量のバッグよりも持ち運びやすいコンパクトなバッグが注目されています。
必要な物は持ち歩きつつ、身軽に行動したい現代女性のライフスタイルに最適なサイズといえるでしょう。
サイズ(高さ×幅×マチ) | 約18×24×12cm |
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価格帯(税込) | 29万円~76万円 |
アルマPM
『アルマPM』は、長財布や手帳なども収納できるため、デイリーユースにぴったりのバッグです。
通勤や通学などで荷物が多めの日でも安心して使える収納力があり、実用性を重視する方から高い支持を集めています。
シーンを選ばずに活躍するため、はじめてアルマを購入する方にもおすすめです。
サイズ(高さ×幅×マチ) | 約25×32×16cm |
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価格帯(税込) | 31万円~86万円 |
アルマ・バックパック
アルマの伝統的なデザインを『バックパックスタイル』にアレンジしたモデルです。
両手が自由になるため、アクティブなシーンでも使いやすいのが特徴。学生から社会人まで幅広い年代の方が使用できる実用的なアイテムです。
サイズ(高さ×幅×マチ) | 約20×15×10cm |
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価格帯(税込) | 41万円~43万円 |
アルマを現代風にしたモデル・ネオアルマとは?
ネオアルマは、伝統的なアルマを現代風にアップデートしたモデルです。従来のアルマより柔らかな素材を使用しており、しなやかなフォルムが特徴です。
このリラックス感が、より現代風で洗練された印象を与えます。
ダブルファスナーで荷物の出し入れもしやすく、日常使いにも便利です。現行のアルマとは異なり、ショルダーストラップが付属し、2WAYで使えるのも魅力のひとつです。
現在、公式サイトでの取り扱いはありませんが、中古市場では人気のアイテムとして流通しています。
ヴィトン・アルマの現行モデルと旧モデルの違い
アルマは長い歴史の中で、細かな仕様変更が行われてきました。現行モデルと旧モデルの主な違いを理解することで、購入や買い替えを検討する際の参考になるでしょう。
ここでは、アルマの現行モデルと旧モデルの違いについて4つのポイントを紹介します。
底の金具
旧モデルでは、底面に何も付いていませんでしたが、現行モデルには『底鋲(そこびょう)』が追加されました。
これにより、バッグを床に置いた際に底面が直接触れるのを防ぎ、傷や汚れから守られるようになりました。
内側のポケット
内側のポケットの仕様も時代と共に変化しています。
当初はポケットが1つでしたが、携帯電話の普及に伴い携帯電話用のポケットが追加されました。
2012年以降は、スマートフォンやタブレットが収納できるフラットポケットが2つ並んで配置されるようになりました。
ハンドルの縫い目
旧モデルでは、ハンドルの付け根のビス(金具)が抜けてしまうという問題点がありました。
現行モデルでは、ビスを囲むように縫製が施され、ハンドル周りの強度が向上しています。
キーカバーの有無
南京錠と鍵は元々付属していましたが、新型モデルには鍵を収納できるキーカバー(クロシェット)が追加されました。
バッグのハンドルに付ければ、デザインのアクセントとしても楽しめます。
ヴィトンのアルマをダサく見せないためのコーディネートのコツ
歴史と品格のあるアルマを現代のファッションに上手に取り入れることで、洗練されたスタイルが完成します。
ここでは、ヴィトンのアルマをダサく見せないためのコーディネートのコツを3つご紹介します。
コンパクトなサイズを選ぶ
大きすぎるバッグは野暮ったい印象を与えがちです。『ナノ・アルマ』や『アルマBB』といったコンパクトなサイズを選ぶことで、現代的で洗練された印象を与えます。
小ぶりなサイズ感はコーディネート全体のバランスを取りやすく、カジュアルからフォーマルまでどんなスタイリングにも自然に馴染みます。
軽やかな印象で程良い抜け感を演出してくれるため、重くなりがちなコーディネートにも効果的なアクセントとなるでしょう。
デニムやシャツなどのカジュアルスタイルに合わせる
エレガントな印象のアルマを、Tシャツやデニム、スニーカーといったカジュアルなアイテムにあえてあわせることで、コーディネート全体が『頑張りすぎない』印象にまとまります。
シンプルなシャツスタイルにあわせるだけでも、アルマの持つ品格がコーディネートを格上げしてくれるでしょう。
きれいめなバッグとカジュアルな服装のギャップが、現代風の『こなれ感』を生むポイントになるのです。
アクセサリーとバッグの色を合わせる
アルマの金具の色(ゴールドやシルバー)にあわせて、身につけるピアスやネックレス、時計などのアクセサリーの色を統一すると、コーディネート全体にまとまりが生まれます。
たとえば、モノグラムのアルマであれば、ゴールド系のアクセサリーを選ぶことで、より洗練された印象になります。
色の統一感は、ファッション上級者に見せるための重要なテクニックのひとつです。
【まとめ】
ヴィトンのアルマが「ダサい」と言われる背景には、古いモデルという印象や定番であるがゆえの新鮮さの不足がありました。
現行モデルは旧モデルの課題を解決し、より洗練されたデザインに進化しています。
コーディネートのコツを押さえれば、アルマは現代でも十分におしゃれなアイテムとして活用できます。
もし、ライフスタイルの変化で使わなくなったアルマがクローゼットに眠っているのなら、買取を検討してみるのもひとつの選択肢です。
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