シャネルのマトラッセの種類は?素材やサイズ、人気モデルを徹底解説

シャネルのバッグと聞いて、多くの方が思い浮かべるのが『マトラッセ』ではないでしょうか。
ダイヤ型のキルティングステッチと品質の高さから、世界中の人々を魅了し続けています。しかし、一口にマトラッセといっても、さまざまな種類が存在するのをご存知でしたか。
この記事では、シャネルのマトラッセの種類について、素材の違いからサイズ展開、人気のモデルまで徹底的に解説します。
シャネルのマトラッセとは
シャネルのマトラッセは、ブランドの創業者であるココ・シャネルが1955年に生み出した、機能性とエレガントさを兼ね備えたバッグです。
マトラッセとはフランス語で「綿入れをする」「詰め物をする」といった意味を持ち、その名の通りふっくらとしたキルティング加工が最大の特徴です。
ここでは、マトラッセの特徴的なデザインや、発表から半世紀以上経った今も世界中の人々から愛される理由について見ていきましょう。
特徴的なデザイン
マトラッセの大きな特徴のひとつは、ダイヤ型に施されたキルティングステッチです。
このステッチが生み出すふっくらとした質感は、見た目の美しさだけでなく、レザーを補強し型崩れを防ぐという機能的な役割も担っています。
また、レザーを編み込んだチェーンストラップも、マトラッセの魅力です。
マトラッセが誕生した当時、女性用のバッグはハンドバッグが主流でしたが、ココ・シャネルは両手を自由に使えるようにと、バッグにショルダーストラップを採用しました。
シャネルの象徴であるCCロゴの留め具も重要なデザインポイント。ココ・シャネルのイニシャルを重ね合わせたこのロゴは、一目でシャネルの製品とわかり、変わらぬ存在感を放っています。
なぜ人気?時代を超えて愛される理由
マトラッセのデザインは、流行に左右されない変わらぬ上品さを持っています。フォーマルな装いにはもちろん、カジュアルなスタイルにあわせても品格を添えてくれます。
ひとつ持っているだけで、コーディネート全体を格上げしてくれる存在といえるでしょう。
見た目以上に収納力があり、フラップ(外蓋・内蓋)の開閉もスムーズで日常的に使いやすいのも人気の理由のひとつ。
また、多くのモデルでチェーンの長さを調節でき、ショルダーバッグとしてもクロスボディバッグとしても使用可能です。
シャネルのマトラッセは、多くの女性にとって持つこと自体がひとつのステータスであり、憧れの対象です。
その理由は、シャネルが長年築いてきた信頼や最高品質の素材、そして熟練した職人の丁寧な手仕事から生まれる、本物の魅力があるからでしょう。
シャネルマトラッセの代表的な3つの素材
シャネルのマトラッセに使われる素材はいくつかあります。それぞれの素材の特徴を知ることで、ご自身のライフスタイルや好みにあったマトラッセ選びの参考になるでしょう。
ここでは、マトラッセの素材として代表的なラムスキン・キャビアスキン・カーフスキンについて解説します。
ラムスキン
ラムスキンは、生後1年未満の子羊の革を使用しており、柔らかく滑らかな質感が特徴です。キメが細かく吸いつくような手触りのラムスキンは、繊細な光沢で高級感あふれる印象を与えます。
使い込むほどに艶が増し、独特の風合いが出てくるのも魅力のひとつでしょう。
ただしデリケートな素材であるため、傷がつきやすく、水濡れにも弱いというデメリットがあります。爪やアクセサリーによる引っかき傷、雨染みなどには特に注意が必要です。
キャビアスキン
キャビアスキンは、キャビアのような粒状の型押しが施された牛革で、正式にはグレインドカーフスキンと呼ばれます。
表面に微細な突起があるため光沢は控えめですが、しっかりとしたハリと硬さがあります。
型崩れしにくく、実用性に優れているのが特徴。傷や汚れに強く、耐久性が抜群であるため、普段使いしたい方や、シャネルのバッグをはじめて購入する方にもおすすめです。
カーフスキン
カーフスキンは、生後6ヶ月以内の仔牛の革のこと。キメが細かく上品な見た目と滑らかな質感でありながら、ラムスキンよりも強度があります。
経年変化も楽しめ、使い込むほどに味わいが増す素材です。
比較的デリケートな素材のため、傷や水濡れには注意が必要。キャビアスキンのような高い耐久性を求める方にとっては、やや頼りなく感じるかもしれません。
シャネルマトラッセのサイズ展開
シャネルのマトラッセは、デザインだけでなく豊富なサイズ展開も魅力のひとつです。ご自身のライフスタイルや用途にあわせて、最適なサイズを選びましょう。
ここでは、マトラッセの代表的なサイズと特徴をご紹介します。
マトラッセ17/20(ミニマトラッセ)
【寸法目安】
マトラッセ17 | 約横幅17cm×縦幅13cm×奥行6cm |
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マトラッセ20 | 約横幅18cm×縦幅12cm×奥行6.5cm |
ミニマトラッセとも呼ばれるコンパクトなサイズです。
スマートフォンやリップ、カードケースなど最低限の荷物で出かけたい時や、コーディネートのアクセントとして持つのも良いでしょう。
マトラッセ23(クラシックスモール)
【寸法目安】
マトラッセ23 | 約横幅23cm×縦幅14cm×奥行6.5cm |
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ミニマトラッセよりも少し大きいサイズで、二つ折り財布や小さめの長財布も収納できます。普段使いからちょっとしたお出かけまで、幅広く対応できる使い勝手の良いサイズ感です。
マトラッセ25(クラシック)
【寸法目安】
マトラッセ25 | 約横幅25cm×縦幅15cm×奥行7cm |
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マトラッセの定番ともいえる人気サイズです。長財布や化粧ポーチなど、日常的に必要な物がしっかりと収まります。
収納力とエレガントな見た目のバランスが絶妙で、普段使いからフォーマルな場面にも対応できる万能さが魅力。はじめてマトラッセを購入する方にも選ばれやすいサイズです。
マトラッセ30(クラシックラージ/デカマトラッセ)
【寸法目安】
マトラッセ30 | 約横幅30cm×縦幅20cm×奥行7cm |
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クラシックラージやデカマトラッセとも呼ばれる、収納力に優れた大きめサイズです。
手帳やタブレット端末なども収納できるため、荷物が多い方やビジネスシーンでの使用を考えている方にもおすすめです。
マトラッセ34(クラシックマキシ/デカマトラッセ)
【寸法目安】
マトラッセ34 | 約横幅34cm×縦幅22cm×奥行10cm |
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マトラッセの中でも最大級のサイズで、クラシックマキシやデカマトラッセとも呼ばれます。
圧倒的な収納力を誇り大容量でありながらも、シャネルらしいエレガンスは失われていません。
シャネルマトラッセの人気モデル
シャネルのマトラッセには、基本的なデザインを受け継がれながらも、細部の仕様や形状が異なるさまざまなモデルが存在します。
ここでは、特に人気のモデルをいくつかご紹介します。それぞれの特徴を知ることで、マトラッセの魅力をより深く理解できるでしょう。
クラシックフラップバッグ(ダブルフラップ)
一般的に『マトラッセ』として広く知られているのが、クラシックフラップバッグです。
フラップとは『蓋』の意味で、フラップバッグは蓋の付いているバッグのことです。ダブルフラップは内蓋と外蓋が付いているのが特徴で、二重構造によりバッグの中身を安全に保護します。
クラシックで上品な印象を与えるデザインは、日常使いからフォーマルな場まで、あらゆるシーンに対応可能です。
ひとつ持っていれば長く愛用できる、シャネルのアイコン的バッグといえるでしょう。
ミニフラップバッグ(シングルフラップ)
クラシックフラップバッグのミニサイズ版で、フラップが外蓋のみとなっています。
内蓋がないぶん収納力があり、開閉がしやすいのが特徴です。ダブルフラップに比べて軽量で、よりカジュアルに持ちやすい印象です。
近年ミニバッグのトレンドとともに人気が急上昇しており、さまざまなカラーや素材で展開されています。
コンパクトながらも存在感があり、コーディネートのアクセントになるので、ちょっとしたお出かけやパーティーシーンに最適です。
チェーンウォレット
お財布にチェーンストラップが付いたデザインのチェーンウォレットも、マトラッセの人気モデルのひとつです。
お財布としての機能はもちろん、スマートフォンやリップなど最低限の小物を収納してミニバッグとしても使用できます。
身軽に出かけたい時や、旅行中の貴重品入れ、パーティーバッグとしてなど、多彩なシーンで活躍するでしょう。
バッグインバッグとして必要な時だけ取り出して使うスタイルもおすすめです。
まとめ
シャネルのマトラッセは、デザインや上質な素材、豊富なサイズ展開と多彩なモデルバリエーションにより、時代を超えて多くの人々を魅了し続けています。
その価値は時を経ても色褪せることがなく、むしろヴィンテージ品としての価値が高まることも少なくありません。
もし、お手元にあるマトラッセの使用頻度が減ってしまったり、新しいモデルへの買い替えをお考えでしたら、一度その価値を確かめてみてはいかがでしょうか。
シャネルの製品は中古市場でも人気があり、特にマトラッセはその代表格です。
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