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シャンパンとは?その定義や賞味期限、開け方などを分かりやすく解説

「モエ・エ・シャンドン」や「ドン・ペリニヨン」などのブランドに代表されるシャンパンは、多くの人に愛されている最高級スパークリングワインの一種です。

この記事では、独自の特徴と個性を持ち、お酒の世界でも重要な地位を占めている「シャンパン」について、その歴史や製法、楽しみ方、代表的なブランドを解説します。

シャンパンと、スパークリングワインとの違いは?

そもそもシャンパンとはどういったお酒で、スパークリングワインとはどのように違うものなのでしょうか。ここではシャンパンの歴史や製造法、ラベルの見方について解説します。

シャンパンの定義と誕生

シャンパンとは、世界的に有名なスパークリングワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方で生産される特定の条件を満たすワインを指します。

つまり、スパークリングワインとは発泡性のワイン全般を、シャンパンとはその中でもとくに一定の条件をクリアしたものを意味するという違いがあるわけです。

よってシャンパンは高品質のブドウ品種を使用して厳格な製法に従って製造されるのが特徴で、その誕生は17世紀にまで遡ります。

当時、シャンパーニュ地方の気候と土壌条件は他のワイン生産地とは異なり、ブドウの栽培に適していませんでした。寒冷な気候下でのブドウ栽培には困難が伴い、糖分が少なく酸味の強いものしか栽培できなかったのです。

また、ブドウの収穫は通常、秋の終わりに行われますが、シャンパーニュ地方では寒冷な冬が早くやってきてしまうため、ブドウの収穫と発酵が十分に完了する前にブドウが凍ってしまうこともよくありました。

このため、シャンパーニュ地方のワイン生産者たちは、独自の方法を開発したのです。

彼らはブドウの収穫を早めて低温下で発酵を行うことにより、アルコール発酵が進まない状態でワインを作りました。その後、温度が上がる春になると、自然に発酵が再開され、二次発酵が起こります。この二次発酵により二酸化炭素が生成され、シャンパン特有の泡が生まれます。

この製法は「シャンパン製法」として知られるようになりました。

ほかのワイン生産地にはない気候をもつシャンパーニュ地方でのブドウ栽培と、この二次発酵を含むシャンパン製法の組み合わせにより、独特の味わいと品質が生まれたのです。

シャンパンは、その後、フランス国内外で人気を博し、世界中で愛されるスパークリングワインとなりました。シャンパンは、このような製法や起源からくる独自の特性を持っています。

フランスのワインの法律によれば、シャンパンと呼ばれるワインはシャンパーニュ地方の特定のブドウ畑で収穫され、シャンパン製法に基づいて製造されたものでなければなりません。また、特定のブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)を使用することも求められます。

このような厳しい条件をすべて満たして完成したシャンパンは、特別な機会や祝賀の場で人々によく愛されているお酒でもあります。その泡立ちや爽やかな味わいは、ワインメーカーの熟練した技術と厳格な基準によって作られるため、高品質なワインとして評価されているのです。

シャンパンの原料とアルコール度数

シャンパンの原料は、主にシャンパーニュ地方で栽培される3つの主要なブドウ品種、すなわちシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエです。これらの品種は、シャンパンの独特な風味と味わいを形成するために選ばれています。

それでは、これらのブドウはどのような特徴をもつ品種なのでしょうか。

まず、シャルドネは白ブドウで、シャンパンの製造においては非常に重要な役割を果たしている品種です。シャルドネは優雅でフレッシュな風味をもち、シャンパンに洗練された酸味とシトラスのアロマを与えます。

ピノ・ノワールは赤ブドウであり、シャンパンの製造においては主にブレンドに使用されるものです。フルーティでエレガントな味わいをもち、シャンパンに深みと複雑さを加えます。

ピノ・ムニエはシャンパンの製造においては補完的な役割を果たす、もう一つの赤ブドウ品種です。フレッシュでフルーティな味わいをもち、シャンパンにフルーツのアロマと軽快な酸味をもたらします。

これらのブドウ品種は手摘みで収穫され、厳密な基準に基づいて選別されたうえで果汁が取り出されます。

シャンパンの場合最初に取り出される果汁は「キュヴェ」と呼ばれ、最高品質のものとされます。このキュヴェを発酵することでブドウの糖分がアルコールに変わり、白ワインとするのが一次発酵の工程です。

ここから、シャンパン特有の二次発酵が行われます。

ボトルに詰められたワインに糖分と酵母を添加することにより、再び発酵を行うのです。この過程で二酸化炭素が発生しシャンパンの泡が生まれます。

二次発酵が完了すると、シャンパンは熟成のためにボトル内で数カ月から数年間保管されます。この熟成期間により、シャンパンの味わいが洗練され複雑さが増すという重要な工程です。

最後に熟成が完了したシャンパンは、ボトル内の不純物を取り除くために「デゴルジュマン」と呼ばれる手順を経ます。ボトルの口を凍らせ、栓を外すことで不純物が排出するというものです。

その後デゴルジュマンによって不純物とともに減ってしまったワインに「ドサージュ」と呼ばれるリキュールが加えられ、量を調整するとともにシャンパンの甘さを調整します。

このようにしてできたシャンパンのアルコール度数は一般的に12%ほどです。また現在ではノンアルコールのシャンパンも登場しており、多くの人が楽しめるようになっています。

シャンパンラベルの見方

シャンパンのラベルには重要な情報が含まれており、その見方を理解することで好みのシャンパンを選ぶことができます。以下に、シャンパンラベルの見方を解説します。

ブランド名

ラベルの上部にはシャンパンのブランド名が表示されます。生産者やメーカーを示す重要な情報です。

有名なブランドであればその名前自体がシャンパンの質と信頼性を象徴しているといえるでしょう。

スパークリングワインの種類

シャンパンのラベルには、通常のスパークリングワインと同じく甘辛度などによって種類が記載されている場合があります。

たとえば「ブリュット(Brut)」は最も一般的な種類で、ドライ(辛口)なシャンパンを指します。残糖量が比較的少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。

また、「ドゥミセック(Demi-Sec)」は甘口のシャンパンであり、残糖量がブリュットよりも多く含まれています。デザートや甘い料理との相性が良いです。

そのほかにも、追加の糖分が含まれていないことを意味する「ブリュット・ナチュール(Brut Nature)」や、半辛口を表す「エクストラ・セック (Extra Sec)」などがあり、残糖度を示すこれらの名称によって大まかな味を知ることができます。

ヴィンテージ表記

ラベルには製造年が書いてある場合があります。これは記載された年に収穫されたブドウだけを使用していることを証明するため、その年に製造されたヴィンテージものであると判断する重要な表記です。

一方で収穫年をまたいでブドウをブレンドして使用している場合は、具体的な都市が書かれていなかったり、「NV(Non-Vintage)」などの記載があったりするため確認してみましょう。

ブドウの品種

ラベルから、使用されているブドウの品種が読み取れる場合もあります。たとえば「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)」という記載がある場合、これはシャルドネだけで作られているシャンパンを意味します。

逆に「ブラン・ド・ノワール(Blanc de Noirs)」は赤ワイン用のブドウ品種だけを使用しているという意味で、シャンパンに利用される赤ブドウ品種であるピノ・ノワール、ピノ・ムニエが利用されている証です。

また、「ロゼ(Rose)」表記はこれら3種のブドウがブレンドされていることを意味します。

生産者の種別

ラベルには、生産者がどのようにワインを製造したのかについても表記があります。たとえば「RM」と書かれている場合、レコルタン・マニピュラン(Recoltant Manipulant)の略で、自社の畑で栽培したブドウだけを使ってワインを醸造する栽培醸造家という意味です。

そのほかにも、ブドウは他の農家から購入してシャンパンを製造するネゴシアン・マニピュラン(Negociant Manipulant)を示す「NM」や、複数のブドウ農家によって共同で醸造をおこなうソシエテ・ド・レコルタン(Societe de Recoltants)という意味の「SR」などがあります。

シャンパンを美味しく飲むためのコツ

実際にシャンパンを飲む際には、どうすれば美味しく飲むことができるのでしょうか。ここではシャンパンの正しい開け方や注ぎ方、保存方法について解説します。

シャンパンの開け方と注ぎ方

シャンパンを開けるときや注ぐときは、注意深く行う必要があります。

まずシャンパンは冷えた状態でサーブするのが一般的です。事前にシャンパンを冷蔵庫で冷やすか、氷水バケットに氷と水を入れたワインクーラーでボトルを浸して冷却しましょう。冷えたシャンパンは、泡立ちや味わいがより良くなります。

開封の際は、まずシャンパンボトルの首にあるキャップシールを剥がします。その後、コルクに巻かれているワイヤーをねじってゆるめ、トーションと呼ばれるハンカチのような布を被せましょう。

そのまま少しずつ左右に動かしながらコルクを引き上げます。徐々にコルクが浮いてきたら、吹き出さないようにゆっくりと引き抜きましょう。

シャンパンを注ぐ際には、テーブルに置かれたグラスに対して垂直になるようボトルの口を近づけます。注ぐと強く泡立ちが起こるため、ゆっくりと数回に分けて注ぐようにしましょう。

グラスの6分目くらいまで注いだらボトルを戻し、口からシャンパンがたれないようにトーションを添えて完成です。

開封前後のシャンパンの保存方法

シャンパンを開封する前後には、適切な保存方法を実践することが重要です。ここでは、どのように保存すればよいのか見ていきましょう。

まず未開封の場合の注意点としては、コルクが乾燥しないように寝かせておくことです。コルクが変形するとボトルに酸素が入り、シャンパンが酸化して風味を損なう可能性があります。

保存場所としては常温や冷蔵庫で問題ありませんが、光が当たりすぎず温度変化や振動が少ない場所にするようにしましょう。

開封後のシャンパンは、基本的にコルクを戻すことができないため、その日に飲み切ってしまうのが基本です。どうしても保存しておきたい場合はシャンパンストッパーなど専用の器具を使うこともできます。

ただし開封後は劣化も早く、とくに炭酸がどんどん抜けていってしまうため長期間の保存はしないようにしましょう。

シャンパン保存時の適切な温度とは

シャンパンの保存においては、適切な温度下に置いておくことも重要です。適切な温度で保管することで、風味や品質を最大限に楽しむことができます。

ここでは、シャンパンの保存時の適切な温度について見ていきましょう。

一般的に、シャンパンの保存温度は12度前後の常温がベストとされています。これは、温度が高すぎるとシャンパンが劣化してしまうためです。

味わいや風味が変化し、酸味が増え、フレッシュさが失われる可能性があります。また、高温下ではシャンパンの二次発酵が活発化し、泡立ちが強くなるなど品質が変化してしまう側面もあるのです。

その一方で、温度が低すぎることも避けなければなりません。たとえばシャンパンを氷点下の温度で保存すると、味わいや香りが失われてしまったり、凍結することでボトルが割れてしまったりするリスクもあります。

常温でベストな場所がない場合は、冷蔵庫でも問題ありません。冷蔵庫の内部温度は一定で変動が少ないため、シャンパンの品質を安定させることができます。

ただし、冷蔵庫内のほかの食品から匂いが移ったり、開閉時の振動で炭酸が抜けたり、冷凍庫に近いと温度が低すぎたりするため、注意するようにしましょう。

シャンパンの賞味期限

それでは、シャンパンの賞味期限はどのくらいなのでしょうか。

結論から言うと、多くの場合はっきりとした賞味期限は設定されません。シャンパンは適切に保存されていれば、長期間にわたって楽しむことが可能です。

未開封のシャンパンが長期保存できる理由は、その高い酸度と二次発酵による圧力によって酸化が抑制されている点にあります。また、シャンパンボトルの厚いガラスとコルクの密閉性も酸化を防ぐことができるため、シャンパンは他のワインよりも長期間保存することができるともいわれているのです。

ただし、シャンパンの保存状態によっては風味が変化してしまう可能性もあります。良い品質のまま保存するためには、適切な温度、湿度、光の遮断、振動のない環境におくことが重要です。

また、開封したシャンパンは劣化が進むため、なるべく早めに消費するようにしましょう。

賞味期限が無いとはいえ、シャンパンの風味や品質は、良い意味でも悪い意味でも時間とともに変化する可能性があります。新鮮でフレッシュな風味や強い泡立ちは、シャンパンが若いうちに最も楽しめる特徴です。

逆に保存状態が良ければ、時間の経過とともにシャンパンの風味が熟成し、複雑さや柔らかさが増していくこともあります。

シャンパンの代表格「モエシャン」と「ドンペリ」

「モエシャン」の愛称で知られるモエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)と、「ドンペリ」と呼ばれるドン・ペリニヨン(Dom Perignon)は、いずれもフランスを代表する、世界的に有名なシャンパンのブランドです。

ここではこのシャンパンの2大ブランドについて、その特徴を解説します。

モエ・エ・シャンドン

モエ・エ・シャンドンは、シャンパーニュ地方のエペルネに本拠を置くメゾン(ワインメーカー)であり、シャンパンの世界でも有名かつ広く認識されたブランドの一つです。モエ・エ・シャンドンは、シャンパン業界での長い歴史と経験を持ち、伝統的なシャンパン製法を守りながら洗練されたスタイルと高品質なワインを提供しています。

「ブリュット・インペリアル(Brut Imperial)」は、モエ・エ・シャンドンの代表的な製品の一つです。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエのブレンドで作られるこのシャンパンは、フレッシュでフルーティな味わいと華やかな香りが特徴となっています。

モエ・エ・シャンドンは、エレガントで洗練されたスタイルのシャンパンであるため、豪華なイベントや特別な場面でとくに人気です。

ドン・ペリニヨン

ドン・ペリニヨンは、実は前述したモエ・エ・シャンドン社が生産しており、会社自体は同じですがブランド名や醸造責任者が異なります。

ドン・ペリニヨンは、特定のヴィンテージ(特定の年の収穫)で作られるグレードの高いシャンパンです。そのため、生産数も非常に限られ、価格も高くなる傾向にあります。

しかしその分、優れた品質と繊細な風味が特徴で、熟成によってさらなる複雑さも加わる逸品なのです。

また、ドン・ペリニヨンは、シャンパンの製造においても厳格な基準があり、原料のブドウも最高品質のものが厳選して使用されます。

モエ・エ・シャンドンとドン・ペリニヨンはどちらも世界的に有名なシャンパンブランドですが、モエ・エ・シャンドンは万人受けする広く普及したブランド、ドン・ペリニヨンは限定生産のヴィンテージであり独自の個性を追求している最高品質のブランドといえるでしょう。

適切な飲み方を知ってシャンパンをもっと楽しもう

シャンパンは格式高いお酒だと思われることも多いですが、その敷居は決して高くありません。どんなワインなのか、またどのように保存して飲むのかを正しく知れば、よりシャンパンを楽しむことができるでしょう。

限られた製法でしか作られていないため高価な傾向にあるシャンパンですが、お祝いごとなど華やかな場面では、奮発して飲んでみてはいかがでしょうか。

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