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コニャック「ナポレオンブランデー」とは?種類・賞味期限・保存方法まで分かりやすく解説

コニャックの最高峰とも呼ばれる「ナポレオンブランデー」を知っていますか?

かの有名なナポレオンも愛飲していたといわれる、とても上質なブランデーです。しかし、どのブランデーがナポレオンと呼ばれるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ナポレオンとはどのようなブランデーなのか、その特徴や歴史、また代表的な銘柄を解説します。

まず知っておきたい「コニャック」とは?

「コニャック」は、フランス西部のコニャック地域で製造されたブランデーの一種を指します。「ナポレオン」は、ブランデーのなかでもこのコニャックの一種で、地域名を冠するには、一定の厳格な条件を満たさなければならず、その製法と品質には高い評価があります。

製法としては、まず特定のブドウ品種(主にウニ・ブラン種)を発酵させ、その果汁からアルコールを生成します。この発酵液を二度蒸留することで得られるのが、約70%のアルコール度数を持つ蒸留酒です。この蒸留酒をオーク樽で熟成させることで、色、香り、風味が引き立てられます。

コニャックの熟成は一般的に2年以上ですが、とくに良質なものでは数十年にわたり熟成されるものも多いです。熟成期間は「コント」と呼ばれる単位で表され、その年数によって「VS(Very Special)」、「VSOP(Very Superior Old Pale)」、「XO(Extra Old)」などといった等級があります。

コニャックの風味は、ブドウの種類、発酵、二度蒸留といった製法や、熟成期間や樽の種類による影響から、複雑かつ豊かです。フルーティーなブドウの香りのなかに、バニラ、キャラメル、ナッツ、スパイスなどの香りが織り交ぜられます。

その高い品質と複雑な風味から、コニャックは世界中の愛好家によって楽しまれているブランデーです。

また、料理やデザートの材料としても使われます。コニャックが持つ独特の風味とエレガントな味わいは、特別なひと時を更に豊かに彩ることでしょう。

「ナポレオン」とはどんなブランデー?

ブランデーというと、一般的には果実を発酵させて蒸留した酒を指します。そのなかでも特別な存在感を放つのが「ナポレオンブランデー」です。その名前は、フランスの元皇帝ナポレオン・ボナパルトに由来します。

しかし、ブランデー全般とナポレオンブランデーとでは何が違うのでしょうか。また、なぜ「ナポレオン」の名がついたのでしょうか。さらに、その特徴や風味はどのようなものなのでしょうか。ここでは、これらの疑問について詳しく解説していきます。

ナポレオンブランデーの定義

「ナポレオンブランデー」とは、フランスのコニャック地域で製造されたブランデーのうち、6年以上10年未満の熟成期間を経たブランデーを指します。

しかし、なぜこの「6年以上10年未満」という特定の熟成期間が設けられているのでしょうか。

それは、この期間がブランデーの香りと風味が最高点に達する「理想的な熟成期間」だとされているからです。これを超えると風味が落ちてしまうことから、ナポレオンブランデーの熟成期間はこの範囲内に設定されているのです。

ブランデーとナポレオンの区別

ブランデーは幅広い果実から作られますが、ナポレオンブランデーはコニャックの一種であるため、原料とするのはブドウです。そして、そのブドウも一般的なブドウとは異なり、特定の品種や地域で栽培されたものを使用します。

そのため、ナポレオンブランデーはその風味や品質に一定の基準があり、それがナポレオンブランデーの評価を高めているのです。

また、ナポレオンブランデーは特定の地域、すなわちフランスのコニャック地域でしか製造できません。この地域でしか生育しない特定のブドウ品種を使用し、その地域特有の土壌や気候が作り出すユニークな風味がナポレオンブランデーの特徴となっています。

ナポレオンの名称の由来

「ナポレオンブランデー」という名前の由来は、フランスの元皇帝ナポレオン・ボナパルトに関連しています。それは、ナポレオンがエルバ島からフランスへ帰還する際、彼がコニャックを大量に持ち帰ったという伝説です。 この伝説に基づき、「ナポレオン」という名がこの特別なブランデーに付けられました。

ブランデーにおけるナポレオンの位置づけ

ブランデーのなかでも、ナポレオンはその長い熟成期間と厳格な製法から生まれる高品質な味わいで、特別な位置づけを持っています。

これらの要素が組み合わさることで、ナポレオンブランデーは独特の風味と洗練された味わいを持つためです。 特別な機会やセレブレーションで選ばれることも多く、贈り物としても人気があります。

ナポレオンブランデーの特徴と風味

ナポレオンブランデーの風味は長い熟成期間からくるものが大きいです。樽で熟成されることによって、ブドウ本来の甘さやフルーティーさが深まり、樽から抽出されるバニラやナッツの風味が加わることで、複雑さを帯びた風味が生まれます。

さらに、飲むたびにその風味は変化します。一口飲むごとに、ドライフルーツやスパイス、キャラメルなどのさまざまな香りと味が感じられ、それが後味にも長く残ります。

ナポレオンブランデーはその製造過程、熟成期間、そして風味からほかのブランデーとは一線を画する存在となっています。 特別な機会にはこの特別なブランデー、ナポレオンブランデーを選んでみてはいかがでしょうか。その名前が示すように、一流の品質と深い歴史を感じることができるでしょう。

ナポレオンの賞味期限

ナポレオンブランデーは、適切な保存状態で長期間の熟成を経て製造されるため、通常は賞味期限を設ける必要はありません。ブランデーは熟成によって風味が豊かになり、長期間の保存によってさらなる熟成が促されます。

そのため、ナポレオンブランデーは品質が劣化することなく、数年から数十年にわたって保存することが可能です。ただし開封後は風味の劣化が進行する可能性があるため、できるだけ早めに楽しむのがおすすめといえます。

なお、個々のブランデーによって微妙な風味の変化や熟成のピークが異なる場合があります。そのため、瓶に記載されている醸造年や推奨の熟成期間を賞味期限の目安とすることもできます。

ただし、これはあくまで目安であり、ブランデー自体は長期間保存が可能であり、長い間楽しむことができる美味しい酒として知られています。したがって、ナポレオンブランデーは適切な保存状態で保管することによって、長期間にわたって品質を保ち続けることができるといえるのです。

ナポレオンの保存方法

ナポレオンブランデーの保存にはいくつかのポイントがあります。

まず、直射日光を避けることが重要です。ブランデーは光にさらされると酸化し、風味や色が変化する可能性があります。 そのため、ナポレオンが入ったボトルを保管する際には、光の当たらない暗所などを選ぶことが望ましいです。

次に、ブランデーを保存する場所の温度に注意する必要があります。高温はブランデーの品質を損ない、味わいや風味に悪影響を与える可能性があります。 ブランデーを保存する場所の温度は、15℃から20℃の範囲が最適です。急激な温度変化も避けるべきです。

また、湿度についても注意が必要です。高湿度の環境では、ボトルのラベルが剥がれたり、カビが発生したりする可能性があります。適度な湿度を保つために、湿度調整器や湿度計を使用して環境を管理することが望ましいです。

さらに、保存するボトルや容器も重要です。密閉性の高いボトルやデキャンタなどを使用し、ブランデーが空気に触れることを最小限に抑えることが必要となります。これは、ブランデーが空気に触れることで酸化してしまい、風味を損なう原因となるからです。

なお、強い臭いを持つ物質や香りの移りやすい物との近接を避けるのも大切です。ブランデーは周囲の香りを吸収しやすく、保存場所の近くにある香辛料や洗剤などの強い香りを持つ物質は、ブランデーの風味に影響を与える可能性があります。

ナポレオンが誕生するまで

ブランデーの歴史的背景

ブランデーの歴史は古く、果実を発酵させて作られる蒸留酒として、古代から存在していました。古代ギリシャや古代ローマでも、ワインを蒸留してアルコールを濃縮した飲み物が作られていたことが知られています。 しかし、ブランデーという名称や現代的な製法が確立されたのは、中世ヨーロッパの時代にさかのぼります。

ブランデーの製法は、アラビアの科学者や修道士たちによって進化しました。彼らは、アルコールを蒸留することでより純粋な酒を作り出す方法を開発したのです。この技術がヨーロッパに伝わると、蒸留酒の製造が広まり、ブランデーが一般的な飲み物として定着していきました。

ナポレオンブランデーの誕生

ナポレオンブランデーは、18世紀末から19世紀初頭にかけての時代に誕生したものが始まりと言われています。当時、フランスのコニャック地域はすでに高品質なブランデーの製造で名声を博していました。

コニャック地域は、とくにブドウの栽培に適した気候と土壌を備えており、優れたブドウを生産することができたため、上質なブランデーの産地として有名になったのです。

この地域で製造されるブランデーは、当初は単に「コニャック」と呼ばれていました。しかし、とくに長期熟成した高品質なコニャックがナポレオン・ボナパルトに献上されたという逸話から、ナポレオンと呼ばれるようになったと言われています。

ナポレオンはエルバ島からの帰還時に大量のコニャックを持ち帰ったとされており、それがナポレオンブランデーと呼ばれる起源であるというのが有力な一説です。彼の帰還によってフランス国内でコニャックの需要が高まり、それに伴いナポレオンブランデーという名称が一般化したとも言われています。

また、別の説では、ナポレオンブランデーはナポレオン自身が好んで飲んでいたことから名付けられたとされています。彼がコニャックを愛飲していたことは史料にも記録されており、彼の名前が付けられたブランデーとして認知されるようになったという説です。

どちらにせよ、ナポレオンという歴史的偉人も好んだ最高級のブランデーであることには変わりないでしょう。

ブランデーの製造工程

ブランデー製造のはじまりとなるのは、原料となるブドウの収穫です。ブドウを収穫したら圧搾して果汁を抽出し、それを発酵させることでアルコールを生成します。この発酵工程によって得られたワインが、さらに蒸留されることでブランデーという蒸留酒となるのです。

蒸留酒は蒸留器で加熱され、アルコールが蒸発し、蒸気となったものを冷却して再び液体とすることで得られます。この蒸留工程を繰り返すことで、アルコールの濃度を高め、不純物を取り除いて高品質なブランデーにするのです。

その後、樽で熟成を行うことでブランデーが完成します。蒸留酒は樽で熟成させることで、ブランデーとしての独特な風味とキャラクターが形成されるのも特徴のひとつです。

熟成には時間がかかり、数年から数十年にわたる長期間の熟成が行われることもあります。 この熟成期間によって、ブランデーは色や香り、味わいが洗練され、深みと複雑さを増します。

ナポレオンの銘柄

さまざまな点から最高級のブランデーと言われるナポレオンですが、具体的にはどのような銘柄があるのでしょうか。ここでは代表的なナポレオンの銘柄を5つ解説していきます。

Rémy Martin(レミーマルタン)

フランスのコニャック地方で最高品質のコニャックを生産してきたレミーマルタンは、300年近い歴史を持つナポレオンの銘柄です。ブドウの選択、醸造、蒸留、熟成、ブレンドといった全てのプロセスにおいて、その伝統と品質を保ち続けています。

そのなかでも「レミーマルタン ナポレオン」は、非常に評価が高い製品のひとつです。このコニャックは、とくに丸みを帯びたフルーツとスパイスの香り、そしてその樽での長期熟成によって得られるヴァニラやナッツの風味が特徴となっています。

また、エレガントなボトルデザインも視覚的に魅力があり、高級感を演出する逸品です。このブランデーはとても贅沢かつ独自性があるため、特別な瞬間を祝うためにはうってつけといえるでしょう。

Courvoisier(クルボアジェ)

クルボアジェは、その品質と贅沢さで知られるフランスのコニャックブランドで、ジャルナックに本拠地を置いています。エマニュエル・クルボアジェによって1809年に設立されたこのブランドは、歴史と伝統を重んじており、その製品はナポレオン・ボナパルト自身が愛飲していたと言われるほどです。

とくに「クルボアジェ ナポレオン」は、長期熟成により深みと複雑さを増した甘く濃厚な風味が特徴のブランデーとなっています。フルーツやスパイスの香りが強く、その豊かな香りと洗練された味わいは、コニャック愛好家から絶大な支持を得ています。

Hennessy(ヘネシー)

ヘネシーは、1765年にアイルランド出身のリチャード・ヘネシーによって設立された、世界でも人気のコニャックブランドのひとつです。現在は、世界最大の高級品グループであるLVMHの一部となっています。

「ヘネシー ナポレオン」は、その豊かな風味とバランスの良さから、多くの愛好家から愛されている高級ブランデーです。使用されるブドウの質、蒸留の技術、そして樽での長期熟成によって、独特の深みと複雑さを引き立てています。 口当たりの良さと洗練されたテイストは、まさに究極のコニャックといえるでしょう。

Martell(マーテル)

マーテルは、フランス最古のコニャックハウスのひとつです。長い歴史を持つこのブランドは、質の高いコニャックの生産で知られています。1715年にジャン・マーテルによって設立されたマーテルは、初期から高品質なブランデーの製造に注力しました。

そのなかでも「マーテル ナポレオン」は、繊細さと深みが特徴で、口当たりが滑らかで、甘くてフルーティーな風味が楽しめます。また、香りのバランスの良さと長い余韻は、他のブランドと一線を画す特徴です。

Camus(カミュ)

カミュは、1863年の創業以来、一貫して家族経営を続けてきたコニャックハウスで、その製品は世界中で愛されています。なかでも「カミュ ナポレオン」は、洗練された香りと味わいが特徴です。

カミュのコニャックは、フランス南西部、シャラント県のコニャック地方で育てられたブドウから造られています。

地元のボルドリー地区では石灰を含む粘土質の土壌が見られるためブドウが成長しやすく、ベータカロテンを多く含みます。このベータカロテンが、カミュのブランデーにおける芳醇な香りの一因となっているのです。

ナポレオンの特徴を知って最高のコニャックを楽しもう

ブランデーのなかでも最高級と言われるナポレオンは、現在でもその品質や味わいから高い評価を得ています。その特徴や由来を知ることで、さらに楽しむことができるでしょう。

ただし、ものによっては高値で取引されるものもあるため、入手する際には注意が必要です。ぜひさまざまな銘柄を比較して、最高のコニャックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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