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ワインとはどんなお酒?種類と歴史などを詳しく解説!

ワインは私たちの生活のさまざまな場面で楽しまれています。とはいえ、その歴史や詳しい特徴についてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか。

ワインにはその歴史や製法など、じつに奥深いものがあります。

この記事ではそのようなワインの定義や歴史、そしてワインの種類と他のお酒との違いについて詳しく解説していきます。

ワインの定義

ワインとはどのようなお酒なのか?

ワインとは、基本的にはブドウの果汁を発酵させて作られるアルコール飲料のことを指します。

その味わいや色合いは、使用されるブドウの種類や品種、育てられた地域の気候、土壌、そして製造過程などによって大きく異なります。ワインはその豊かな風味と多彩なバリエーションが魅力で、美食とのマリアージュ(組み合わせ)を楽しむための飲み物として世界中で愛されているのです。

ワインの味わいは甘み、酸味、苦み、そして渋み(タンニンによる)のバランスによって形成されます。例えば、フレンチオーク樽で熟成されたカベルネ・ソーヴィニヨンは、ブラックカラントやプラムのような果実味とスパイスの香り、そしてタンニンによる力強い渋みが特徴的です。

これに対して、新世界の産地から来るシャルドネは、リンゴやレモンのようなフレッシュな果実味とバニラやトーストのようなオーク由来の香りで知られています。

ワインは果実を原料とする「醸造酒」に分類される

酒類は大きく分けて、蒸留酒、発泡酒、醸造酒の3つのカテゴリーに分類されますが、ワインはその中の醸造酒です。醸造酒とは、ブドウや果実、穀物などを発酵させてアルコールを生じさせる製法で作られるお酒のことを指します。

ワインの場合、主にブドウがその原料です。

ブドウはそれ自身が持つ糖分を発酵させてアルコールを生み出します。この過程で、ブドウ本来の糖分が酵母によってアルコールと二酸化炭素に変わります。この発酵過程が進むとブドウの甘さは減少し、代わりにアルコールの強さが増すのです。

このためワインは基本的には辛口に仕上がりますが、発酵を途中で止めることによって糖分を残し、甘口のワインを作ることも可能となっています。

その一方でワインの醸造過程には、単にブドウを発酵させるだけではなく、さまざまな工程があります。

収穫したブドウを搾って得た果汁を発酵させる一次発酵、それを瓶詰めして再度発酵させる瓶内二次発酵(シャンパンやスパークリングワインに特有)、そして熟成という工程を経て最終的なワインが生み出されるのです。

また、発酵や熟成の際の温度管理や樽の種類、熟成期間など、細部まで配慮された製法がワインの味わいを決定します。

こうしてワインは、ブドウという一つの素材から、その地域の気候や土壌、そしてワインメーカーの技術と哲学が結実した、多彩で深みのある味わいを持つ醸造酒となります。

紀元前から存在する歴史あるお酒?ワイン?

ワインの歴史は紀元前8000年まで遡る

ワインの歴史は古く、初めて作られたのは紀元前8000年頃のジョージア(現在の西アジア)だとされています。この時代から人々はワインの製造法を継承し、さらに洗練させていったのです。

遺跡からは土製の壷が見つかり、その中にはブドウの種や果皮、果肉の残骸が残されており、このことは古代人がワインを製造していた証拠とされています。

ブドウの原種は地上においてすでに300万年前に繁茂し、酵母を利用して糖分をアルコールに分解する技術が数億年前から存在したようです。そのため人類がワインを「発明」したというよりは、「発見」したともいえます。

ワインと人類の関わりの記録が最初に見られるのは、メソポタミア文明の時代、およそ6000~7000年前の「ギルガメッシュ叙事詩」です。船を建造したときに水夫に振る舞ったとされています。

また、エジプトの壁画からは、今から5100~3500年前にワインの圧搾機や壷の存在が確認できています。

ギリシャ神話においても、酒神ディオニソス(バッカス)がワインをもたらしたとされています。

これらの記録から、古代のコーカサスで自生したブドウがワインとなり、地中海を東から西へと数千年をかけて広がったと推測されます。

旧世界におけるワインは神々からもたらされた貴重な産物とされており、初期のワイン製造では素焼きの壷「アンフォラ」が使用されていました。

ワインの歴史 -古代編-

古代のワインの製造は多岐にわたり、さまざまな地域での異なる製造方法や習慣とともに発展してきました。ここでは特に古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマの順にフォーカスしてその特徴をみてみましょう。

古代エジプト

古代エジプトでは、ワインは生活儀式に重要な役割を果たしていました。王室の繁栄と共にワイン製造が始まったようです。

墳墓の壁画に描かれたワイン醸造の場面とそれに付随する供物の目録には、ナイルデルタ地帯のブドウ畑で製造されたワインが含まれていました。

古代エジプトのワインは主に赤ワインで、その色が血と類似しているために、ワインを飲むことには宗教的意味が与えられていたようです。また、白ワインもツタンカーメンの墳墓から出土したアンフォラによって存在が確認されています。

古代ギリシャ

古代ギリシャではブドウの木の栽培とワインの製造が日常生活の一部であり、その技術は独自の特徴を持っていました。またワインは通常、水と混ぜて飲む習慣もあったようです。

古代ギリシャ人はブドウの木を栽培し、そのワイン製造技術は独自の特徴を持っていました。

古代の習慣の名残りと考えられる強い芳香を持つ白ワイン、レツィーナは現代でも人気があります。

古代ギリシアの詩人ホメーロスの叙事詩によれば、ディオニュソスという名の酩酊の神には「希釈されていないワインの贈与者」という通り名がつけられており、この神はワインと酩酊の象徴とされていたのです。

また、古代ギリシャには多様なワインが存在していました。例えば、コーンワインは海水が混じり塩辛さが特徴だったと伝えられています。

ワインはギリシャ経済の発展にも大いに寄与しました。

ブドウ栽培の重要性が増すにつれて、ワインの生産量も増加し、アルコール消費量も増えました。ギリシャ人は地域全体の経済成長を拡大し創出する方法としてワインの生産を受け入れていたのです。

またギリシャ人はワインを地中海地方全般に広く輸出し、ギリシャ風の形状やアートが施されたアンフォラ(古代の陶器製容器)が広く地中海地方で発見されています。

彼らはブドウのつるを植民地にも持ち込み、今日のイタリア、シチリア、南フランス、スペインなどにワインの製造を広めたとされています。

古代ローマ

古代ローマではワインの製造技術と文化は急速に発展し、ローマ帝国の存在がブドウ栽培と醸造学の発展に大きな影響を与えました。

ジュリアス・シーザーによるガリア征服により、ワイン造りがフランスに広まり、その技術が進歩した結果、今日の西ヨーロッパにおける実質的にほぼすべての主要なワイン生産地域でワインの製造が開始されました。

ローマ帝国期を通じてワインの製造が増加し、飲酒の習慣が広まったのです。

またこの頃にブドウの品種や栽培技術の開発、ワイン貯蔵室の特別な建設方法など、多くの技術革新がみられます。特にワインプレスの使用が一般化し、特定の地域で高級ワインで評判を得たものは原産地統制呼称システムの先駆けになったともいえます。

また、ワインにハーブやミネラルを混ぜて薬用として使われることもありました。

5世紀に西ローマ帝国が滅亡した後も、ローマカトリック教会を通じてブドウ栽培とワイン製造の技術は継承され、現代のワイン文化に大きな影響を与えています。

以上のように、古代のワインは、エジプト、ギリシャ、ローマといった地域のワインの文化や技術によってバリエーションが広がり、世界に普及する礎が作られた時期といえるでしょう。その影響は現代のワイン文化にも引き継がれており、さまざまなワインの製造技術や品種、そしてワインと社会や生活との関わり方に至るまで、古代の知恵が生かされています。

ワインの歴史 -中世編-

中世ヨーロッパにおいては、キリスト教の影響がワインの歴史に大きな影響を与えました。教会や修道院はブドウ畑の開墾とワインの製造技術に尽力しました。

特に14世紀のルネサンス期には、古代ギリシャやローマの知識への敬意とともに、ワインに対する関心も高まったのです。

また16世紀から18世紀にかけての宮廷文化では、良質のワインが活躍し、その製造技術が高度に発展することになります。この頃には、現代のように瓶詰めされてコルクで栓をしたワインも発明されました。

当時ワインは最も高級であり、同時に健康的な飲み物とされていました。特に赤ワインの摂取は代謝を助け、良い血液を作り、気分的にも明るくなるとされていたのです。

この時代ワインは飲み物だけでなく、祭りや儀式、信仰生活にも深く関与しており、ワインと人々の生活は密接に結びついていました。

特にイングランドのワイン事情には興味深いものがあります。

12世紀、イングランド市場では主に白ワインが取引されていました。その後ワインの輸出地がフランスのラ・ロシェル港に変わります。

そこから輸入されるワインが酸味のある白ワインだったため、消費者の選択肢は白ワインに限られていました。

しかし、13世紀にラ・ロシェルがフランスに奪われ、イングランドが新たなワインの生産地を開発します。そのころ、イングランド統治下にあったボルドーがワイン取引の中心となり、赤ワインの消費が増え始めたのです。

しかし、現代の濃い赤色のワインとは異なり、当時の赤ワインはロゼに似た色調をしていました。

さらには「clarry(クラリー)」と呼ばれるスパイスワインもありました。これには、はちみつで甘くした後にジンジャー、サフラン、コショウが加えられていたのです。

中世のワイン製造法は現代のものとは大きく異なり、複雑な手間がかかっていました。

白ワイン用のブドウは踏み潰され、その後数日間発酵させられます。この発酵プロセスは温度管理が重要で、寒すぎると発酵せず暑すぎると発酵が止まってしまうという難しさがありました。

赤ワインの製造法も白ワインと似ていますが、発酵時間が長くより濃い色調のワインを作るために、さらに時間を要したのです。

ワインの品質は醸造年や地域、ぶどうの種類や何度目の圧搾を使うかによって大きく変わります。一度目に圧搾したぶどうから作られるワインは最も高級で、上流階級向けでした。

一方で、二度目、三度目に圧搾したぶどうから作られるワインは品質が下がり、一般の人々が飲むものでした。

そして、スパイスワインはこの時代における重要なワインの一つで、赤ワインにジンジャー、カルダモン、ペッパー、グレインズ・オブ・パラダイス、ナツメグ、クローブ、砂糖を加えて作られました。これは裕福な人々に人気があり、とても健康的な飲み物だと考えられていました。

中世ヨーロッパのワイン文化は、ワインの製造法や品質、そして人々のワインに対する認識や使い方を通じて、現代のワイン文化に大きな影響を与えました。この時代を通じて、ワインはただの飲み物から、人々の生活、文化、信仰に深く関わる存在へと発展したのです。

ワインの歴史 -近代編-

近代のワイン産業の発展は16世紀の大航海時代とともに始まり、ヨーロッパのワインが世界中へと広まるきっかけとなりました。

ヨーロッパから持ち込まれたブドウ種が新大陸の多様な土壌と気候条件で栽培され、それぞれの地域が独自の特性を活かしたワインを生み出すようになりました。

地球上で約3万種類のブドウが栽培されており、その90%がワインの原料となるほど、この古代から続く醸造文化は世界に普及したのです。

「新世界」と呼ばれるアメリカ大陸やオーストラリア、南アフリカでもワイン産業は発展しました。

16世紀、スペインの征服者がカトリックの聖餐の一部としてブドウをアメリカ大陸へ持ち込み、ブドウ栽培とワイン造りが始まったのです。これがヨーロッパのブドウ品種が広まる契機となり、17世紀にはオランダによって南アフリカへ伝播します。

さらに18世紀にはイギリスによってオーストラリア、ニュージーランドへとワインの製造が広まってゆくのです。

アメリカ大陸では、元々ヨーロッパから持ち込まれたブドウ品種がメキシコを中心に広まり、フランス、イタリア、ドイツのブドウも次々と導入されました。

19世紀後半、フィロキセラ病がヨーロッパのブドウ園を襲った際、アメリカ原産のブドウが害虫の影響を受けないことが発見されました。そこで、ヨーロッパのブドウをアメリカの台木に接ぎ木する手法が広まったのです。

現在でも、この手法はフィロキセラ病が存在する地域で用いられています。

一方、ヨーロッパではフィロキセラ病の流行により、ブドウ栽培やワイン生産は大きな打撃を受けたのです。

しかし、この危機はヨーロッパのワイン産業にとって重要な転機となりました。フィロキセラ病に感染したぶどう畑が根こそぎ伐採され、その土地は別のより良い土壌に改善され、ワインの品質向上へとつながったのです。

一部の地域では、この結果生まれた土壌で最高のチーズやバターも作られるようになりました。

新世界のオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカもワイン生産国として注目されてきました。1680年代に南アフリカで始まったワイン生産は、当初船への補給のためのビジネスとして始まりましたが、現在ではその高品質なワインで世界に名を馳せています。

また、日本でも土壌や気候に適したブドウの種類を選び、伝統的な技術と最新の技術を融合させたブドウ栽培が行われ、ワイン産業が着実に発展しています。

このように、新旧世界のワイン産業はそれぞれの地域の特性を活かしつつ、技術革新や困難を乗り越えて歩みを進めてきました。それらの融合が、現在我々が楽しむ多様で高品質なワインの世界を作り上げているのです。

ワインの種類を解説

赤ワインと白ワイン

赤ワインと白ワイン、これらはブドウから作られるワインの二大ジャンルです。

赤ワイン

赤ワインは、ブドウの果皮を発酵過程に含めることで独特の深紅色を発現します。皮の中に含まれるタンニンにより、赤ワインはそのユニークな渋さと辛口な風味を醸し出します。

フレンチ・ボルドーやイタリアン・バローロなどは、この特徴的な赤ワインの代表例です。

白ワイン

白ワインはブドウの果皮を発酵過程から除くことで、その清澄な色合いを持ちます。

タンニンがほとんどないため、白ワインは果実の風味がダイレクトに感じられ、口当たりが滑らかです。そのため、シーフードやチーズといった軽めの料理に良く合います。

フレンチ・シャブリやドイツのリースリングが、この白ワインの象徴的な存在といえるでしょう。

シャンパン

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方でのみ生産が認められた独特なスパークリングワインのことを指します。

独特な二次発酵技術により、ボトル内に二酸化炭素を閉じ込めることでシャンパン特有の華やかな泡立ちと繊細な味わいが生まれるのです。

シャンパンは、その高級感ある特性から、記念日やパーティーなどの特別な場面で飲まれるイメージを持つ人が多いでしょう。

フレンチ・ドン・ペリニヨンやクリュッグが、その代表的なブランドとして知られています。

ワインとシャンパンの違い

ワインとシャンパン、これらの違いは主に製造過程に起因します。

通常のワインはブドウを発酵させることでアルコールを生じさせますが、シャンパンはその後にさらに二次発酵を行います。これによりボトル内に炭酸ガスが閉じ込められ、独特の泡立ちとフレッシュな風味を生み出すのです。

つまり、シャンパンはワインの一種ではありますが、その製造方法と特性が通常のワインとは異なるのです。

果実酒との違い

ワインと果実酒、その違いは主に原料と製法によるものです。

ワインは基本的にブドウのみを原料とし、ブドウ果汁を発酵させてアルコールを作り出します。一方、果実酒はブドウに限らずさまざまな果実を原料に用い、その果実の風味を活かしたお酒を作ります。

また、果実酒は一般的に甘口が多く、フルーティな風味が特徴的です。これに対し、ワインは辛口のものが多く、その複雑な味わいやタンニンによる苦みや渋みを堪能することができます。

語り尽くせないワインの魅力あふれる世界

ワインはその種類や味わいの豊かさから、古代から現代に至るまで人々に愛され続けてきたお酒です。辛口から甘口、赤、白、ロゼ、そしてスパークリングという爽やかな泡立ちのワインまで、さまざまな種類が存在します。

また、ワインの製造過程やその歴史も非常に奥深く、その知識を深めることでワインの楽しみ方はさらに広がります。

今回の解説を通じて、ワインの世界について新たな視点を持つ機会となれれば幸いです。

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