令和に発行される皇太子殿下の御即位記念金貨はどうなる!?

御在位30年記念硬貨と御即位記念硬貨を発行することになり、「天皇陛下御在位三十年」及び「皇太子殿下の御即位」に係る記念貨幣に関する会合が開かれました。その議事要旨のご意見を踏まえ、令和に発行される御即位記念硬貨はどんな記念硬貨になるか考えてみました。
皆様もどのような御即位記念硬貨が出るのか考えてみませんか?

有識者会合議事を参考に決められる天皇陛下御即位記念金貨

記念貨幣に関する会合で出た、皇太子殿下の御即位に関するご意見は以下の通りです。
御在位三十年のご意見はリンク先をご覧ください。

「天皇陛下御在位三十年」及び「皇太子殿下の御即位」に係る記念貨幣に関する会合の議事要旨
※財務省のサイトです。この会合から出たご意見をもとに令和の御即位記念硬貨を予想します。

2019年4月1日に新元号が発表されました。

日本の元号上初めてとなる万葉集からの出典であることに加えて、元号として初の「令」が使われたことに驚く方も少なくなかったようです。さようなら平成、こんにちは令和の雰囲気が広がる中でコイン収集家の注目を集めたのが、天皇御即位記念金貨でした。

令和2年(2020年)に発行されると思われる御即位記念金貨に触れていきます。

天皇陛下御即位記念金貨の製作にまつわる会合は、令和元年の約1年前となる平成30年(2018年)5月30日に財務省で開催されました。

出席者は座長の東大教授五神真を中心とした有識者11人、財務省関係者や副大臣や造幣局理事長らでした。会合では、出席者らの了解のもとに議事録の作成・公表はせず、議事要旨を公表されることが決定されました。

また、副大臣の挨拶では、皇太子の天皇御即位記念貨幣の種類や図柄、国民的お祝いに相応しい取り組みや記念貨幣の販売方法についての意見を求めています。

天皇陛下御即位記念金貨の製作にまつわる会合は、理財局の提出した天皇御即位や平成時代の在位30年を記念式典開催場所と日程を記載した資料と、記念貨幣製作にまつわる資料の2種類に基づいて進行されました。

このうち記念貨幣製作に関係する資料の内容として、過去に発行された日本の記念貨幣や皇室関連記念貨幣、諸外国の主な王室関連記念貨幣を紹介しています。通貨の単位や貨幣の発行に関する法律、平成時代に発行された在位20年記念貨幣に関係する資料もありました。

出席したメンバーらは、資料に基づきながらそれぞれの意見を発表しています。

総合すると「皇太子殿下の御即位は、今上陛下の御即位の例にならって、金貨と白銅貨もしくはニッケル黄銅貨がよく、額面も同じようにすることが適切である」といった意見が多くを占めています。
また金貨の販売価格と額面価格が離れすぎていることや中長期的な課題として貨幣の種類を増やす、といった意見も見られました。

図柄については、慣例に習って天皇を象徴する鳳凰を引き継ぐことや新たな時代を感じさせるデザインが良いという意見が出ています。

皇太子の趣味である「登山」やライフワークとして研究されている「水問題」などを象徴するものや雅子妃のお印であるハマナスを加えることで二人の歩みを象徴してはどうか、という意見もありました。

この他の議事として発行枚数や広報、偽造対策が取り上げられています。特に若者らが親しむインターネットの利用など、幅広い年代への訴えかけや即位の儀に向けて徐々に盛り上げていくような広報の重要性を指摘する声もありました。

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平成に発行された御即位金貨はどういうものだったのか

平成の御即位金貨が発行されたのは、バブル崩壊や米ソ冷戦の終りが見え始めた平成2年(1990年)のことでした。

額面10万円の御即位記念金貨の表面に左右の翼を大きく広げた鳳凰が描かれており、その足元に風の動きと瑞雲を表現することで躍動感を与えています。

鳳凰は天皇を象徴する想像上の霊鳥として知られており、紙幣にもその図柄が見られます。また裏面の中心に皇室を象徴する菊紋を据え、その周囲に桐と唐草文様が施されました。
桐紋用は鳳凰が住むと伝えられる桐の木を表現しており、唐草模様は繁栄や長寿を意味する縁起の良さが知られています。鳳凰と桐と唐草をあしらえることで良き時代になってほしいという思いが込められました。

御在位記念のデザインは御即位記念から続く鳳凰

平成11年(1999年)には、御在位10年を記念した金貨が発表されています。額面1万円の記念金貨表面には、天皇を象徴する鳳凰が左右の翼を使って空を舞う姿を描くことで在位10年を表現しました。

また、鳳凰の住処である桐に加えて、皇后美智子様のお印である白樺も描かれています。裏面には皇族を表す菊紋を中心に据え、左側にそって日本を象徴する桜模様をあしらい、右側には長寿の意味や祝い事で使われる橘模様を施されました。

平成21年(2009年)には御在位20年記念1万円金貨が発行されています。表面に羽を広げて空を舞う鳳凰とめでたいときにかかる紫や五色の瑞雲を、住居である皇居と二重橋を背景に描かれました。
裏面には大きな菊紋というシンプルなデザインを囲むように「日本国・御在位二十年・平成21年・1万円」と刻まれています。

平成31年(2019年)に発行された御在位30年記念金貨は、御退位を印象づけるような図柄が特徴的です。天皇を象徴する鳳凰が両翼を大きく広げながら着地する瞬間を表現しており、以前に発行された御在位記念金貨のような空を羽ばたくような躍動感とは違った印象を感じさせます。
足元には鳳凰の住処で高貴さを意味する桐と、皇后美智子様を表現する白樺をあしらいました。裏面は菊紋を大きく表現したシンプルな図柄が施されています。

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天皇陛下御即位記念金貨のデザインはどうなる?元号令和を絡める?

令和の天皇御即位記念金貨はどのようなものになるのでしょうか、気になってしまいます。

まず、額面価値は、平成の御即位記念金貨にならい10万円になることはないと考えられます。

戦後発行された10万円記念金貨に平成の御即位記念がありますが、この御即位記念は30gの金が使用されています。当時は金の価格も低くかったことと、金素材価格よりも高い額面にしていたこともあって実現したのでしょうが、いま30gの金貨を出すとなると、販売価格は20万円前後になると思います。

さすがにこの価格では売れ行きにも影響するでしょうし、無駄に豪華にしては皇室の記念品としてふさわしくないと考えるのではないでしょうか。

図柄はどうでしょうか。デザインのポイントとなるのが、天皇を象徴する鳳凰。そして、皇太子殿下のお印である梓と、皇太子妃殿下(雅子様)のお印であるハマナスです。

平成の慣例を引き継ぐのであれば、御即位記念金貨表面に鳳凰が描かれることはほぼ確実でしょう。

平成の御在位記念金貨の裏面に皇后(美智子様)のお印である白樺が描かれていますが、御即位記念には描かれていません。御即位記念では描かないとするか、御在位記念を引継ぎハマナスが描かれるか、この予想は難しいところです。
梓とハナマスが表面に描かれる場合は、裏面の中心に据えられるであろう菊紋の周囲に描かれると考えられます。梓とハナマスが描かれれば、より一層、皇太子と皇太子妃の絆を印象づけられることでしょう。

新元号である令和に関係する文様が登場する可能性もあるかもしれません。
出典である万葉集の梅花の歌に関係する図柄も、御即位記念金貨にふさわしいのではないでしょうか。特に梅は、慶事や吉祥の象徴としても知られています。
等級名として使われている「松竹梅」も元々優劣を意味するものではありませんので、その点については問題ないですし、梅は寒い季節でも美しく咲き誇るため、御即位される天皇陛下と皇后陛下の強い絆を表現できるのではないかと考えられます。

皆様はどのように予想されるでしょうか。
どのようになるのであれ、皇太子殿下の御即位記念硬貨の発売が非常に楽しみです。

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