グッチ(Gucci)の歴史について

グッチの歴史イメージ画像

「G」を二つ組み合わせたブランドロゴでおなじみのグッチ。グッチには上品なブランドイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなグッチの歴史について解説していきます。

Gucci history1・グッチの誕生

グッチの創業者は「グッチオ・グッチ」 。
彼は1881年に生まれ、若いころはロンドンの最高級ホテルでウェイターとして働いていました。
そこで上流階級の立ち振る舞いや価値観を学んだことが、グッチのブランドイメージへと繋がります。
1901年に故郷フィレンツェに帰国。第一次大戦後で徴兵された後にレザーグッズ店で働き、革製品の取り扱いを勉強しました。1921年には革製品を扱う会社を立ち上げ、1923年に「GUCCI」の名前を掲げました。

最初に行っていたのはイギリスから輸入したカバンの修理です。
この時に、カバンの壊れやすい箇所やカバンを丈夫に作る方法を学びました。
それは革製品を作る技術に反映され、上質な製品は瞬く間に人気になり、2年後には2店舗目をオープンしました。

ちなみに、グッチを代表するブランドロゴ「GG」は、Guccio Gucci(グッチオ・グッチ)のイニシャルです。
これは品質保証として商品に刻印されたものです。
世界初のデザイナー名が入った商品を販売したブランドであり、グッチは「ブランドの創始者」とも言われています。

Gucci history2・グッチの成長

乗馬の世界から着想を得たデザインが世界的な人気を博し、グッチは拡大していきます。
1930年代には新店をオープンさせ、業績は好調でした。

そんななか、第二次世界大戦が勃発します。戦時中、牛革は統制品となり革製品の製造が困難になりました。
素材の調達に苦しむグッチが目を付けたのは、コーティングを施したキャンパス生地でした。
革の代替製品にも関わらず、グッチならではの「洗練された高級感のあるデザイン」によって人気が出ました。

また、この時に「革を使わない持ち手」を考案し、日本から輸入した竹を使用した「バンブーシリーズ」をリリース。これが世界中で大流行し、グッチの世界進出のきっかけになったのです。
1940年代後半にはパリに、50年代にはニューヨークとミラノへ新店をオープン。この頃、グッチのアイコンとして有名なシェリーライン(緑-赤-緑)が誕生しました。

それでもまだグッチの成長は止まりません。映画業界で働いている息子が小道具にグッチの製品を使うと、女性の間で人気が広がりました。
そして、ハリウッドスターをはじめとする世界的なセレブ御用達のブランドとなり、グッチの地位は国際的に高まりました。

Gucci history3・暗黒時代へ

グッチオが1953年に亡くなってから、グッチは混迷の時代へ突入します。
一族内でのもめごとが拡大し、ブランドの経営を悪化させる事態になりました。
それはグッチオの孫の世代まで続き、最終的にグッチの経営はアラブ資本へ移されたのです。

家族のもめ事だけでなく、世の中の不況の影響や「GG」ロゴが入った塩化ビニール製品が大量に生産されたこともあり、グッチが持つブランドとしての価値は低下しました。
こうしてグッチはこれまでの繁栄から一転、深刻な経営危機に陥ったのです。
その結果、ほとんどの株式を売却することになりました。

Gucci history4・どん底からの再生

ライセンス・フランチャイズ・低価格路線など、従来のブランドイメージを損なう経営戦略をとってきたグッチは深刻な経営危機でした。
そんななか、1990年からデザイナーとして関わってきた「トムフォード」がクリエイティブディレクターに就任し、状況が回復します。
フォードは今までとは異なる経営方針を展開しました。「オールドグッチ」と呼ばれる1960年~80年代のデザインをイメージしたデザインで、再び流行させることに成功。

また、従来のバッグをリデザインしたミニバックパックが大人気を呼びました。
デザインにはフォードが全て関わっており、統一感のある商品が展開されていきました。
これが「フォードスタイル」の確立へと繋がります。

こうして再びトップブランドとして返り咲いたグッチは、業績が急上昇。
194年から翌年にかけては90%も増加しました。破産寸前だったグッチ一族の財産は43憶ドル(約4500憶円)まで復活したと言われています。

Gucci history5・現在のグッチ

トムフォードによって立ち直ったグッチはさらなる成長を続けます。クリエイティブディレクターに「アレッサンドロミッケーレ」を迎え入れ、新生グッチが誕生。

彼のデザインは一目見た瞬間に「グッチだ」とわかるものばかりです。昆虫や動物のモチーフを使い、ブランドの視認性をアップ。このデザインはSNSで力を発揮します。顧客の承認欲求を満たすと同時に、好みが似ている仲間を見つけるという役目も果たしているのです。
ミケーレは、アメカジとエレガントを融合させた「エレカジ」ファッションを提案。また、「ジャポニズム」を取り入れたデザインを展開し、新生グッチはエレカジとジャポニズムの融合だと言われています。

さらに、彼はブランドロゴをプリントしたTシャツやアイテムをリリースしました。80~90年にかけて、ブランドロゴTは大流行しました。
80~90年の空気感は、若者には新鮮に映り、セレブには懐かしく見えます。カジュアルな雰囲気とブランドのわかりやすさから、ブランドロゴアイテムがブレイクしています。

Gucci history6・まとめ

グッチは創業してからずっと、品質とデザインにこだわり続けています。
戦争で革が使えなくなったときは代わりの素材を用いたものの、高級感を損なわないデザインで人々を魅了しました。
一時は経営困難な状況にも陥りましたが、ドン底からトップブランドとして返り咲くことに成功。

現在では、ファッショニスタと呼ばれる世界的セレブがグッチを愛用しています。
その時代の流行をグッチ風に解釈したデザインが、世界中の人に愛されている理由なのでしょう。

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