古代ギリシャ・シラクサ鋳造のテトラドラクマ銀貨

古代ギリシャ・シラクサ鋳造のテトラドラクマ銀貨は高価買取が可能なお品物です。

• 重さ：約17ｇ
• 買取価格　～270,000円

※買取価格は市場価格や在庫状況の動向や商品状態によって変動します。最新の価格はお問い合わせくださいませ。

古代ギリシャ時代に発行されたテトラドラクマ銀貨

　こちらは、古代ギリシャ時代に発行された、テトラドラクマ貨です。 テトラドラクマのテトラとはギリシャ語で４を意味します。ドラクマはお金の単位ですので、テトラドラクマは４ドラクマとなります。紀元前5世紀以降に、広くアテネで使用されていた貨幣です。

　テトラドラクマは、紀元前７世紀の終わりくらいに発明されたといわれており、エレクトロン（ギリシャ語で琥珀を意味します）とよばれる、バクトーロス川の河底から得られた天然の金銀合金でつくられていました。

　その後、リディア（現在のトルコ）王により紀元前600年位に品質が安定し、ギリシャやローマへと広まっていきました。 ちなみに、東アジアでは溶かして作る鋳造貨幣が中心であったのに対して、ヨーロッパでは叩いて作る打刻貨幣が中心だったそうで、エレクトロンを作り出す技術や、デザインの高度さとデザインの持つ意味の深さ、どれをとっても見事としかいいようがありません。

古代ギリシャコインの代名詞の一つシラクサ鋳造の銀貨

　表面は女神アルテミスとイルカ、裏面は四頭立ての馬車がデザインされています。 こちらのテトラドラクマ銀貨は、シラクサ鋳造の非常に有名なコインで、古代ギリシャコインの代名詞の一つともなっているコインです。そもそもシラクサのコインはマグナグラエキアのみならず、全ギリシャでも最も美しいコインとして評価されることが多い傾向にございますが、シラクサコインの中でも、この女神アルテミスとイルカのコインは上回って美しいコインとされています。

　今回お持ち寄りいただいたお品物はそんなテトラドラクマ銀貨です。 このタイプのコインは女神アルテミス、イルカ、四頭立ての馬車が不明瞭だったり、また、中心を外れていたりと、美しくないコインが多い中、こちらのコインはデザインは明瞭で、しかもデザインは中心に収まっています。そのため相場より高値でお買取りさせていただきました。本日もこちら買取本舗をご利用いただき、誠にありがとうございました。

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